中医学では、
嗅覚は肺、味覚は脾胃(消化機能)が
担っています。


新型コロナウイルス感染症の患者の中で、
イタリアや韓国では
嗅覚か味覚の障害がある人が3割と聞いて、
様子を伺ってました。

新型コロナ発症初期、嗅覚・味覚に異常 報告相次ぐ



WHOでは、

「初期の症状といえるかどうかは、
さらに多くの調査が必要。」


と23日に記者会見していますが、
ここで中医学的な見解を。


一応国際中医師として。^^

中医学では、
五臓と味覚は関連性があるとし、


味を感じない、
つまり味覚障害は、
脾胃気虚(消化機能の低下)で、


臭いを感じない、
つまり嗅覚障害は、
肺機能の低下と考えます。
 

(もちろん、カゼや花粉症でも嗅覚が

低下することもあるし、

これだけで新型ウイルスの感染だとは

断言できません)

 


さて、ここからは、
薬膳コンシェルジュ(食の提案)として。


では、日々
どんな食事をしてケアすればいいのか
ということですが、


脾胃と肺を強化してくれる食材を食べたり、
これらの機能を促進、
もしくは消耗させない

養生をする、ということになります。

肺の親は脾、
脾の子は肺
ということで、
この2つはセットにして
摂取することがするのがいいです。


脾胃を高めるには、
穀物類、豆類、イモ類、なつめ、しいたけ、
人参、りんご、牛肉や白身の魚、卵など。

肺気を補い、潤すには、
長イモ、白キクラゲ(黒も)、杏仁、松の実、クレソン、
ゆり根、春菊、アーモンド、梨、バナナ、リンゴ、など。


なお、せっかく脾や肺にいいものを食べても、
思い悩みすぎると脾の機能を低下させ、
くよくよ悲観的になると肺の機能が弱まります。


(これも、感情と五臓がリンクしているという
中医学の考え方です)



そんなときは、口角あげていきましょ♪
そうするとね、自然と笑顔になるの。^^



歴史的な出来事に直面している今こそ、
できること、やれること、
おのおので考えていきましょう。

 

 

<薬膳コンシェルジュ協会からのお知らせ>

 

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