(タイトルは、私個人の意見です)
金沢大学病院漢方医学科臨床教授の
診療科長小川恵子氏が
日本感染症学会に特別寄稿した
内容をリンクしておきます。
COVID-19感染症に対する漢方治療の考え方
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/news/gakkai/covid19_kanpou_0319.pdf
日本感染症学会のお知らせページ
http://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=140
中国では(いまや武漢とかではなく、
ヨーロッパが猛威を振るってますが💦)
西洋薬だけでなく、
生薬による漢方治療も用いていましたが、
小川氏は、日本の保険診療に基づき、
日本で処方しているエキス剤に
置き換えて解説しています❣
今回どうして載せたかというと
現在アナタが、
たとえばコロナに感染していたとしても
軽症の場合、
自宅療養になるケースが多いし
たらい回しにされるケースもあるし
でも、そうこうしているうちに
悪化したら大変だし、
漢方薬を服用することも
一つの選択肢としてあると、
ご紹介したかったからです。
やみくもに、
漢方薬局へ行って!ということではありません。
(処方してほしい場合、
まずは電話相談などがいいと思います。)
また、注意してほしいことは、
「漢方薬はあくまでも
証(その時の症状、体調など)にあわせて処方する」
ので、
だれでも同じ漢方薬というのはありえません。
●無症状病原体保有者
補中益気湯や十全大補湯
※補中益気湯は、
インターフェロンを上昇させることが
動物実験で報告されているそう。
●胃腸の不調を伴う軽症
香蘇散+平胃散
●発熱を伴う軽症
黄連解毒湯+清上防風湯+荊芥連翹湯や加減
●発熱、倦怠感、筋肉痛、咳嗽、痰、胸の不快感、消化不良、
食欲不振、吐気、嘔吐、排便の不快感のある軽症
※舌質は淡紅(ほぼ正常な色)、腫大歯痕があり、
苔は白厚膩(厚くペンキを塗ったような苔)
麻杏甘石湯+参蘇飲+平胃散
消化器症状が無いか軽度ならば、
越婢加朮湯+麻黄湯
これらは一例です。
今や、
誰が新型コロナに感染しててもおかしくありません。。。
ちなみにこれは、板藍茶と板藍根の飴。
板藍茶のもとになっている板藍根は
抗ウイルス作用があるもので、解毒でき、
SARS のとき、品薄になった生薬です。
一刻も早く終息してくれるのを願うばかりです。
~~薬膳コンシェルジュ協会のお知らせ~~