書こう書こうと思っていた、きなこの食物アレルギー検査の備忘録です
小さい時からお腹が弱かったきなこ。
そのため、手作り食にしてみたり、脂肪分の少ないフードや消化器サポート食などをあげたり、サプリメントを試したり、試行錯誤を繰り返していたのですが、イマイチ目に見えた改善がなく…
先日、主治医のススメもあって、食物アレルギー検査をしました
(外部の機関に検査を依頼するので、血液採取〜結果通知まで、約1週間〜10日かかると言われました)
食物アレルギーの症状としては皮膚の赤みや痒みなどが有名ですが、下痢などもよく見られる症状だそうです。
食物アレルギーは、IgE(※)が関与するタイプと、リンパ球が関与するタイプがあり、
この2つどちらも調べないと、しっかりとアレルゲンを特定させることはできないんだとか。
※IgEとは
体内にアレルギーの原因物質(アレルゲン)が侵入してきたとき、体を守る働きをもつ抗体のこと。
こちらがその検査結果です
②リンパ球反応検査
アレルゲン特異的IgE検査では、陰性の域内ではあるものの牛肉と牛乳に反応がありました。
リンパ球反応検査では、こちらも陰性の域内ではあるものの、豚肉、鶏肉、卵白、卵黄、牛乳、大豆、馬肉、七面鳥、アヒル、サケ、エンドウ豆、ジャガイモに反応がありました。
同じ品目でも一方でしか反応しないというものもあって。だからどちらも検査することが大切なんですね。
この検査結果だけを見ると、どれも陰性→大丈夫、というふうに見えるのですが、
数値が要注意や陽性のほうまで振り切れている子はむしろ珍しいそうです。
絶対に食べさせちゃだめ!ということではないけれど、大きな分類で分けると、比較的肉系の食物によく反応が出ているのがわかります。
リンパ球の方は、一定期間その食物の摂取を控えることで減っていく可能性があるそうなので(フードローテーションの大切さですね)
しばらくの間、肉系の食物は控え、反応するリンパ球の数を落ち着かせることに。
ただ、幸いにも思ったよりも悪い数値ではなかったことは確かで、
先生曰く「アレルギーも要因のひとつではあるかもしれないけど、そもそも食べているものが体に合っていないからではないか」とのことでした。
体に合っていない食物の摂取
慢性的な腸内環境の乱れ(悪玉菌の増殖)
普通なら悪さをしない程度の芽胞菌が体内に侵入しただけで、下痢を引き起こす
ということなのかなぁ?
そこで次の段階は、体に合ったフード探し。
(今までも自己流でやっていましたが、今度はアレルギー検査結果を踏まえた上で)
主治医に勧めてもらったのが、このフードです。
アレルギー検査をやっている会社がつくっている、アレルギー専用食です。
チキン、サーモン、小麦の3種類がありますが、きなこは鶏肉とサケに反応があったので、
唯一反応のなかった小麦を試してみることに。
粒は小さめで、小型犬でも食べやすそうな大きさです。
まずはこのフード単体で食べた場合のお腹の調子を観察・評価し、調子がよければ、このフードが体に合っているということ。
その上で、今度は今まで食べていたトッピングを一つずつ組み合わせて、またお腹の調子を観察します
食べたものはその二日後くらいのに反映されてくるので、
大体1週間弱を目安に、組み合わせを変えて、その都度観察します
そうすることで、どのトッピングが合っていて
どのトッピングだと腸内環境が崩れるのか
を知ることができる。
検証には少し時間がかかりますが、食べることはただ生きるためではなく、生きていく上での楽しみのひとつだと思うので
ただ毎日同じフードを機械的にあげるのではなく、
記念日には少しいつもと違ったご飯でお祝いしたり
トッピングやご飯で味の違いを楽しんだり
そういう楽しみを、出来るだけ残してあげたいなぁと思っています
お肉休息期間を経て、
トッピング実験はいまも継続中なのですが。
いまのところ、お豆腐やお肉類、野菜、いろいろなものをトッピングで楽しめているきなちゃんです
体に合ったフードでこんなにも変わるのか!と驚いているのですが、
今まで下痢続きだったのが嘘のように、
ここに載せたいぐらいの優秀が続いていて、ほんとうにハッピーです