MINOLTA α7000 整備・点検記録

MINOLTA α7000です。

もう何台目だろうか？

この懐かしいカメラに出会うのは。

当時の話を古いカメラ屋さんで聞くと、海外まで行って買い求めたとか。

そのせいか？

今でもいたるところに放置されていて、手軽にてにはいる。

このカメラも最初はこんな姿でやって来た。

実はどれもグリップのゴムが硬化して砕けているものが多い(^^;;

表はもちろん、裏面もこの通り。

その割りに、カメラもレンズも酷使された形跡がなく、とても程度がいい。

内部も綺麗。

レンズを外した事が無いのかもしれない。

電池は単四電池を４本使うタイプ。

液漏れも無く、とても良い！

レンズの内部もカビはなさそうだし、ピントリングのゴムも劣化なし。

AF36ー70mm F4

現在のSONYに使えて、これだけでも流通している。

この当時の造りは結構しっかりしていて、良いレンズ。

さて、問題はここから。

カメラの動作確認です。

単四電池をセット。

電源を入れてMODEを確認。

プログラム、A、 M 、S

全て正常作動。

タイマーも赤いランプも大丈夫。

オートフォーカスもバッチリ作動。

フイルム室も綺麗でモルトも交換不要。

こここからが本題。

カメラが完璧でも、このままでは誰も見向きもし無い。

だってこれだもの(^^;;

やっぱり本革。

一つ一つのパーツ毎に裁断して、丁寧に張り付ける。

この作業、結構根気が必要。

もう何台も張り替えてますが、２時間以上掛かります。

 これで完成！

本革の肌さわりもとても心地よく、気持ち良く使えます。

このカメラ。古いけど実に良く写ります。

現在のオートフォーカスとは比べ物にはなりませんが、オートフォーカスはやはり便利。

初めてのフイルムカメラにも最適です。

ご興味をお持ちの方は是非探してみて下さい(^^)

新しくてレトロなお話しでした。