皆さん御心配をおかけして申し訳ありません。


23日に10時間ほどかかった手術もなんとか終わり、術後数日は苦しい日々でしたがなんとか少しずつ回復に向かって進み始めたようです。


昨日くらいから携帯を少しずつ触れるようになって来たので近況報告をさせて頂きます。


今回の試合で沢山の怪我を負ってしまいました。


知っている人も居るとは思いますが、試合中に起こった相手選手の反則やアクシデントも積み重なり怪我の酷さも増してしまいました。


その事についてはセコンドについていた嫁さんが一番胸を痛ませて居るかと思います。


自分がもっと強ければこの様な怪我はしなかったとは思います。


ですが、今が自分のベストなのでこれ以上はありません。


地方道場の代表である自分が海外で勝つ事でスポンサーの方はもちろん、地方選手に勇気を与える事も出来るんでは無かろうか、格闘技を余り知らないジムの会員の皆んなも誇らしく思ってくれるんじゃなかろうかといつも頑張って来ました。


ですが結果がついては来ませんでした。


それについては応援して下さった皆様には本当に申し訳ありません。


試合序盤に受けた肘が原因なのかは俺にはわかりませんが試合途中からは右目が全く見えない状況でした。

目も塞がり、鼻か口かわからない所から血が吹き出して顔面が真っ赤になってましたが試合は続きました。


長くプロ生活を送っていると自分に負けてしまう時も何度もありました。


そんな時は心の底から後悔します。


今回

試合には負けてしまいましたが、俺は自分には負けませんでしたと胸を張って言えます。


試合中にダメージから体がまともに動かなくなり何度も諦めそうになりました。


ですが、自分が教え子達の見本になっているんだと思う事で折れそうになっても最後まで戦えたんだと思います。




プロ選手は過酷です。


勝つ時もあれば負ける時もあるでしょう。


格闘家としての人生よりも終わった後の人生の方が長いんです。


教え子達に自分に負けないと言う心の強さを少しでも理解してもらえたらと思います。


皆さんも長く生きてりゃ色々あると思います。


嫌な事、辞めたい事、諦めそうになる事。


今回、俺は仕事で考えたら失敗です(笑

負けましたからね。


でも人生で考えたら俺は諦めないで本当に良かったと心から思ってます。

あの時諦めてたらおそらく後悔してたと思います。


生きてるから言える事ですが。


俺は現役MMAファイターとして戻って来れるかどうかは術後の経過次第なのでなんとも言えませんが、今回が最後になったとしても悔いはありません。



これを読んだ皆さんが少しでもそう思えるように後悔の無い生き方が出来たら意味があったなと。



また戻ったら応援宜しくお願いします。




総合格闘技道場BURST

代表 佐々木信治