諸行無常とは、

 この世のものはすべて、すがたも本質も

 常に流動変化するものであり、

 一瞬といえども存在は同じではない、

ということです。


これを私は長い間、とてもネガティブな意味に

思っていました。

私が諸行無常という言葉に出会ったのが

『平家物語』だったからかもしれません。


祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず

 ただ春の夜の夢のごとし


という有名な冒頭の部分を若かった私は、

「どんなに栄華を誇ってもやがては滅びる、

 この世のものはずっとは続かない」

だから何かにこだわってもしょうがない…

というように思っていました。


そうしたらビックリマーク


夢は叶うのよ。

今がどんなに辛くても

うまく行っていなくても

明日が見えなくても

そのままの状態ではとどまらない。

必ず変わるから大丈夫。

それが

諸行無常ってことよ。


目からウロコでした。


本当に、物事はなんでも捉え方。

どのように思うのか、なのです。