京都かどこかのライブハウスへ、くるりのライブを観に行った。集まっていたお客さんは常連さんで皆顔馴染みといった風で、私のことも歓迎してくれた。
ライブが始まるまでの間、会場の奥の楽屋のようなスタジオに案内され、そこではセッション大会が行われていた。
さらに別室には聞いたことのないようなメーカーのキーボードがずらりと展示され、自由に試奏ができた。印象的だったのは、木製のミニエレクトーンのような一台。鍵盤部分は一段だけど、ベースがついている。案内してくれた2人の女子と一緒に興奮しつつ物色。

私はライブ後、何かの用事で広島へ行く予定があった。偶然にも、くるりはここでの公演後、広島で公演があるそうだ。もちろん彼女たちも広島へ追いかけて行く。じゃあ現地でまた会えるね、みたいな話をした。

ライブの帰り道、広く立体的な高速を車で走っている。助手席には誰だか分からないが親しい人がいる。
 
そして、目が覚めた(実際はまだ夢の中)。昨日のライブは夢か現か、としばし考える。夢だったのだな、と気づく。
 
寝ぼけ眼でふとiPhoneに目をやると、FBの友達申請が来ている。「ナスノミカ」。なんとさっき夢の中のライブ会場で出会った女子ではないか。夢の中で出会った人物と現実世界で繋がったことに気づき、全身トリハダが立った。ゾワーッと音が聞こえるほどだった。
興奮して体を起こして歩き出すも、体が重い(夢の中で起きたと錯覚している時は得てして体が重く、思い通りに動けないものだ)。
 

そして、本当に目が覚めた。

このような、金縛りではない、恐ろしくない、二重に目が覚める夢というのは珍しい…。だいたいは怖い思いをするが、こんなパターンなら大歓迎。
いやぁ楽しかったよ。心残りは、くるりのライブシーンがカットされていたこと。