誰も見てないところで8


お久しぶりばかりですね。
でも、ツイッターでは7まで行ってます。
文字数制限が面倒になって来たので戻って参りました。
このシリーズは写真が有ったり無かったりですし、レザークラフトをやらない人にとっては無用です。


*注意事項。
このシリーズは、あくまで自分が見聞きした事、及び私的観点から書いています、他の方とは異なる事も有り、何処かの教室の教えとは真反対の場合も有りますので、自己判断で御願いします。
批判等に答えるつもりは有りません、気に入らない方は見ないで下さい。


さて、本題。
一般的に言われる綺麗な縫目についてですが、縫線位置は、コバから約2.5mm、ピッチは3mm程度、糸の太さは麻糸の太と言われています。
菱目については、国産吊るしよりヨーロッパ目打ち、菱目、菱キリとも刃の幅は2mmとか。
しかし、実際に糸の太さを計った事の有る方は、どれくらいみえるでしょう。
一番太いビニモの00番ですら直径は1mmも有りません。
糸が潰れるからと言われるかもですが、捻り込んだ糸が潰れるなど縫製の過程では有り得ません。
同じ穴に糸が二本入っても、隙間はあきます。
幅2mmの菱キリで革に穴を開け、実験してみるとビニモ0番糸が三本入り、まだ隙間が有る状態でした。
綺麗にみえる糸の順ですが、麻糸、シニュー、ビニモと言われています。
この理由を考えてみると、麻糸は伸びが無く縫穴に糸を交互に通し締めた後、フワッと戻り穴を隠します。
シニューは適度に裂き捻った後に使いますが、麻糸と同様に締めた後でヨリが戻り穴を隠します。
ビニモは伸びが有り、麻糸の様に戻る事も有りません。
解る人には大体理解して頂けたと思いますが、縫目を綺麗に見せる為には、コバからの縫い代、ピッチ以外に糸の種類や太さ、穴の大きさが関係するという事です。
00番以上の糸か、太い針でも使わない限り2mm幅も必要無いとなりますね。


作る物によって、ビニモの5番を使う事になるかと思いますが、やはり糸の太さに合わせた穴の方が綺麗です。


前回の7でも書きましたが当然、吊るしの菱目打ちは厚み、幅とも広過ぎます。
一部の吊るしヨーロッパ目打ちも若干広い様な気がします。


このシリーズは不定期更新です、いつまで続くかも分かりません。


では、また。


#レザークラフト #誰も見てないところで