毎度、ポンコツ爺いです。


いゃ〜、桜の季節ですね。

お花見へは行かれましたか?

ポンコツ爺いは、地元と滋賀県へ行って来ました。

もちろん、会長クーも一緒です。^ ^





さて、今日のテーマは、端革でキャッシュトレイです。

最初に言っておきますが、ポンコツ爺いは、はっきり言ってカーヴィングは下手くそです。

そして、革も端革、然もベリーです。

で、どこまで出来るかです。

ついでに言っておきますが、これは売り物では有りません。

お世話になってる方へ押し付ける物です。www

では、トレース図柄から。



大きさは、方眼で判りますかね。

革を濡らして写します。



ちょっと彫っちゃいましたが。💦

文字部分には、通常のスウィーベルナイフでは無い物を使ってます。

邪道と言われそうですが、そんなの関係ねぇ!!

これを進めて、裏にもサイビノールを使って別の革を貼り付けたら、また濡らして成形。



コバのヘリを落としたら、ヤスリ掛け。

一回目の染色へ。





今回、使ったのはオイルダイ、今はプロダイに名前が変わりましたね。

繊細な染色には、水性染料が良いかと思いますが、耐光性ではアルコール系顔料の染色剤の方が上と言われてますので、こちらを使用。


しかし、表と裏の染まり具合にかなり差が有りますね。

当たり前です。

表は姫路の白ヌメ端革ベリー、裏は同じく姫路のキャメル、表面加工された端革ベリーです。

同じ様に染めても、これだけ違いが出ます。

表の中だけでも違いが出てますね。

なので、カーヴィングされる方は、ハーマンオークやベンズ、タンローを使われるんでしょうね。


こんな事も解らず、教本通りに染まっていないと指摘をした某社の講師が居ました。

更に水性染料同士を混合して色を作れとか。

んなもん、いつまでやっても変わらんよ。

正式には、重ね塗りでしょうが。


と、毒を吐きましたが、再度、表に同じ色を染色し終わったら、重ねて黒を。


実は、純黒の染色剤って見た事が無いです。

大半は、青や紺の濃いのが多いですね。

エルのアルコール系が純黒に近かったですが。

そんな訳で、茶会で下塗りしてから黒を重ねるんです。



下から、薄っすら茶系が見えますが、カブトムシの背中みたいで好みなんで、これで行きます。

仕上げのコート剤を塗って、コバ仕上げしたのが写真です。


焼き芋屋さん、芋笑さんへ。

いつも気に掛けてくれて有難う御座います。m(_ _)m

下手くその上に、悪い革使って御免なさい。