まいどです。

革そうめん食べる?🤣

食えんよね。www

チャップリンの映画で、革靴を食べてるのがあったけど、現実には無理でしょ。



革を裁断すると、切った断面は角が立ってます。

この角を落としたカスが写真のやつ。

ヘリ落としとかエッジャーって道具を使うんだけど、それなりに切れないと途中で千切れたりしちゃうのよね。

りんごの皮剥きと同じかな。


このヘリ落とし、角を丸く落とせるのは少ないですね。

大体が斜めに落ちます。

対して、落とした後に仕上げで使うスリッカーと言うやつは、殆どが半円。

しかも、大手さんで売ってるヘリ落としの大半が熱い革には対応して無い。

んで、このスリッカーに反旗を翻したのが、静岡のKOHBUTOOLね。

彼の作ったスリッカーは、縁のRが小さく平らな断面になってる。



ヌメ革の厚みを強調する様なワイルド系は良いよね。

大きくヘリを落とすと、その分、縁から縫う位置までの幅も大きくしなきゃいけないし。

今では、色んなクラフターさんがオリジナルの道具を開発、販売されてますね。

五助屋レザー、サンタ屋さんが有名かな。


この縫い位置まで革の厚みに応じて変えていたのが、日本にアメカジ製品を広めたと言われるゴローズさんです。

ゴローズさんの作られた物を、お客さんから見せて貰った時は衝撃でしたよ。

革の厚みに合わせて、綺麗に半円状に仕上げられた断面。

合わせて、縫う位置もベストな位置になってました。


で、この革そうめんの過程を経て出来たのがこちら。



はい、ベルトです。

バックル、サルカン、ホックは真鍮。

縁は極力、半円になる様に仕上げました。



はい。

見ての通り、最初から湾曲してるカーブベルトです。

ジーンズをペタンと畳むと分かりますが、腰の部分は湾曲してますね。

これが本来の人間の形。

ベルトをカーブさせる事で、体にフィットし易いんです。

女性の場合は特にストレートベルトだと、しゃがんだ時に下着が見えやすいですね。

カーブベルトだと、かなり軽減されます。

なので、御夫婦で購入頂いた事も有ります。

ただ、一般的なストレートベルトと比べると、同じ革から取り出せる数は少なくなります。

なので、このベルトを作っている所は少ないですね。


纏まりの無い話でした。😅

最近作ってる物は、思うところがあって、ほとんどネットショップには上げてません。

興味の有る方は、InstagramのleathercraftzinへDM頂けたらと思います。🙇