こんにちは、スポーツトレーナーの梅田です。
私は小学生のうちからトレーニングをはじめることを推奨しています。
この考えに至ったきっかけは、20歳の選手を見ている時に、足首が変性しており、
痛みを抱えながらプレーを続けている選手を見たときです。
話を利くと中学生の時にすでに捻挫を繰り返していたと。。。。
つまりこの選手をそうならないようにしていくためには中学生より前の時点から動きの修正をする必要が会ったということでした。
こういった経緯で、小学生でも
トレーニングをおこなうことを勧めていますが
この時、おこなっていくべきトレーニングは
・コーディネーショントレーニング
・体の使い方トレーニング
が主にあげられます。
これらを小学生のうちからやっていくとどうなるでしょうか？
その選手は後にどのような良いメリットがあるのでしょうか。
今日は、私の視点でこれらをまとめていきます。
まず足が速くなったり方向転換が速くなったりする
コーディネーショントレーニングや体の使い方トレーニングを進めていくと
きれいに体を使えるようになります。
きれいに体が使えるようになっていくと、
動きのムダが減ったり、
効率よく体を使えるようになるので、
力学的にもロスがなくなります。
よって、動きが速くなります。
一般的に
動きが速い選手は、2種類のパターンがあります。
・力があり、スピードがある選手
・体が使い方が上手くスピードがある選手
前者はスピードは速いのですが、
力みも強く、余分な力を出しながら効率悪く走っています。
これは、小学生のうちは最善とは言えません。
力は、体が成長し筋肉がついてきた時に自然とついていくため
小学生のうちは、体の使い方が上手くなりスピードを高めていきたいものです。
先々、技術の習得が速くなる
コーディネーショントレーニングや体の使い方トレーニングをしっかりやっていると、
身体の感覚が良くなっていきます。
目で見ていない手足や体幹のコントロールがよくなり、
力の出し方やタイミングが良くなります。
そしてバランスをとる力が増していきます。
つまり、思ったように体をコントロールできるようになっていきます。
サッカーをしていると
中学生、高校生になってからも、新しい技術をどんどん覚えなければならないですが、
体の使い方がよいと
その習得が速くなります。
現在は様々な技術があり、
その習得に、終わりはありません。
それぞれの技術をより速く覚えられる体があればとても魅力的ですね。
先々、戦術の理解が速くなる
サッカーにおいて戦術は非常に大切です。
技術がとても高くても、戦術の理解が乏しい場合、高いレベルでプレーすることは難しくなります。
戦術は、個人レベルの戦術と、集団での戦術がありますが、
いずれにしても、大事になる部分は、
目で状況を把握して、
今の状況に合わせて、
自分の持っている手札（戦術）から
もっとも良いものを選ぶ
作業になります。
この時、非常に大事になるのが、
目で見る能力と
正確な意思決定ができる能力です。
これらは姿勢が悪かったり、体に力みがある選手は、低値となってしまいます。
なぜなら
姿勢が悪いと、目から見える範囲は狭くなってしまいますし、
体に力みがあると脳はリラックスできず、正確で早い意思決定を阻害します。
リラックスと意思決定の速さは、試しにやってみると面白いかも知れません。
リラックスした状態で考え事するのと、
体を丸め、肩や手を力ませた状態で考え事をしてみるのと、どちらが脳が働きやすいか？
力んでいるととても考えるスピードが遅くなるのを感じると思います。
体の使い方を学び、
姿勢が良くなり、体の力みを減らすことができると、
結果として
見る能力やリラックスする能力も高まり、
戦術理解と実行の精度が高まります。
こういった、
姿勢や体の力みとプレーとの関係性は、
まだまだ多くの指導者も理解していないケースが多く、
普段の練習で、悪い働きかけをしてしまっているかも知れません。
選手は一生懸命練習していますが、
その中で
悪い癖がどんどんついてしまっているかも知れません。
ブログのご質問はこちらのラインからどうぞ！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
▶競技力を高めたい。『サッカー・フットサルのためのトレーニング塾』→HPはコチラ！
▶個別でトレーニングで結果がでやすい『出張パーソナルトレーニング』→HPはコチラ！
▶トレーニングの動画と解説はInstgramを！→コチラから
▶短い時間の実践トレーニングはYouTubeを！→コチラから
☆9月のイベント情報です。
お申し込みはこちらから→https://lin.ee/BNmxwrX
