2月22日(水)神奈川県他世代居住まちづくりプロジェクト「大井町まちづくり講演会」 | トラベルコンシェルジュ・ハッピーママライフスタイリスト堀部水愛のブログ

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神奈川県西部を拠点に世界中でノマドライフを満喫している水愛のブログです。「ママであっても『好き』を仕事に!」「ママであってもかっこ可愛く稼ぐ!」をコンセプトにしたライフスタイルを提案。

こんにちはおねがい
ママコンシェルジュ水愛(AKUA)ですラブラブ
 
今日はポカポカ春の陽気音譜
このまま春になってくれると嬉しいのですが…そうはいかないようで…
気温の変化が激しいので、お子様もママたちも体調管理には十分気をつけましょう筋肉
 
さてさて、2月22日(水)大井町では初の試み!
大井町のまちづくりを考えるセミナーを開催しますおねがい拍手
 
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大井町において、町が把握している空き家は約70軒。
しかし、その中でオーナー様たちが「貸しても良い」と考えているのは約2軒とのことです(大井町役場回答)。
 
私の両親も空き家を何軒も抱えているので…「知らない人に貸さない」という考えはとても理解できます。ただし、不動産会社で多くの物件を見てきた経験から言っても…人の手が入らない、人が住まない物件はみなさんの想像を絶するくらいあっという間に朽ち果ててしまいます。
土地も建物も人が住んで、人が使って初めて活かされるものであり、宝箱の中に大事にしまっておくものではありませんマンション
畑も同じです。人が入らない休耕地は本当にあっという間に朽ち果て、イノシシや野生の生き物の棲家となり、現在もきちんと耕しているご近所の田畑を荒らし、迷惑をかけてしまいます。
先祖代々受け継いだ土地…でも、若い世代は町を出ているし、町内にいても畑は出来ない…でもご近所に迷惑をかけてしまうから、毎年草むしりのためだけに管理して固定資産税を払い続ける…そんな土地は若い世代(お子様、お孫さん世代)にとって負の遺産でしかありません。
 
では、どのように空き家、空き店舗、休耕地を活用していくことができるでしょうか?
 
逆に、休耕地を借りて畑をやりたい、空き家を借りてその地に住みたい、空き家空き店舗を借りて町民が集える場を作りたい…そう考える若い世代もいます。
でも、そういう人たちが大井町の風土の魅力に惹かれてやってきても…なかなか借りられる畑がない、空き家がない、空き店舗がない…と諦めて町を離れてしまっています。
もちろん、いきなり都心からきたヨソモノに大切な家や土地を貸すのはとても勇気がいることです。親戚中の説得も大変でしょう。正直言って、大井町で不動産会社を経由して賃貸に出しても借り手がつかず何年もあいてしまう…リフォームして賃貸に出すにも築15年以内の物件が限界です。それもほぼ100%のオーナー様が驚くくらい安い賃料です。賃貸者を探して不動産屋さんにお願いしたけど、決まらない…その間も管理しなくてはいけないし草むしりしなくてはいけない。何年も空き物件になるリスクもあります。
 
でも、ただただ朽ち果てていく建物や荒廃していく畑を眺めて過ごすより、1ヶ月、1年の短期間からでも土地やお金がない若い世代に使わせて草むしりやリフォームなどを任せて管理してもらう方法も良いのではないでしょうか?
 
その結果、空き家が、空き店舗が、休耕地が生まれ変わり町の活性化につながっていきます。
今回、講師でお招きしたNPO法人西湘をあそぶ会代表理事の原氏は、大磯町で空き店舗を利用し保育園+カフェ+ワークシェアリングスペースをして運営されています。
他にも、現在二宮町の団地の再生事業に携わったり、全国各地で「まちづくり」の講演会をされている方です。以前は、大井町で休耕地を活用し農作業をしたり、町内の酒造さんで修行されていたこともあるそうで、大井町にもご縁のある方です。
 
大井町に活気を取り戻す…町民の皆さまにとってそんな一つのきっかけになると嬉しいですねおねがい
 
原氏が仲間たちと手作りで作り上げた素敵な空間。
大磯駅から徒歩圏内。もともとは歯科医院だった建物です。
 
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1階の元診療所スペースは保育園。
写真にはないですが、よくある歯科医院のガラス張りの受付はそのまま保育園の事務所として活用されています。
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3階にある手作りカフェ。
1階の保育園の給食は、毎日こちらのカフェで作り、届けているそうです。
広い空間ではないですが、非常に落ち着くおしゃれな空間です。
これらも全て手作り。建物を壊す際に出る廃材を蘇らせて素敵な空間にしています。
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バルコニーにあるスペースからは海が望めます。
とっても素敵な空間ラブラブ
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実は、私個人的に保育園+カフェ+ワークシェアリングスペースは憧れの集まりなのですおねがい(欲を言えば+αでお年寄りも気軽に集えるサロンですが…)
ママたちが保育園に子どもを預け、カフェでお茶をしたり、ゆったりと読書をしたり…またお迎え前に一息いれることができる。そして、さらには「今日は疲れたな〜」って思うとお迎えした後子どもと一緒に夕飯まで食べられる。
そして、保育園に子どもを預け、ワークシェアリングスペースで仕事をできる。
別に毎日でなくても良いし、認可保育園のように何時間っていう保育時間のしばりもない。ママたちが週に何日かちょっと預けて仕事をしたり、ゆっくりとお茶をしたり本を読んだり、お友達を気晴らししたり…そんな空間おねがいラブラブもちろん、その保育園に行かせてない人もカフェやワークシェアリングスペースは自由に使える。
大井町にもほしいんですよ〜照れそういう気軽に人々が集える場所
銀行からお金をかりて、不動産屋さんから空き物件を借りてお金をかけて始めることは簡単です。
でも、それはちょっと私の願いとは違うんです。別にビジネスしたいわけではないので…(それだったら、わざわざ大井町でなく他の市町でやります)。
「町の人たちと一緒につくり上げるみんなの居場所づくり」が私の願いなので…おねがい
 
「大井町の保育園は待機児童もいないし、わざわざ保育施設いらないでしょ!」って声も聞こえてきそうですが…大井町の保育園も待機児童いますプンプン町外の近隣市町村に頼っている現状なんですよ。町外の近隣市町村にも待機児童がたくさんいます。本来は、その市町村に住む子どもを優先しなくてはいけない状態なのに、大井町が頼っている現状…。枠を譲っていただいて、表向き「待機児童いません」をうたっています。そんなの本当に待機児童がいない…町なのでしょうか?
幼稚園の利用者減少が問題になってくる中、あえて、町外の幼稚園を選ぶママたちがいます。それは、町内の幼稚園に魅力を感じなかったり、教育内容に納得していないから。そのうち…「幼稚園や保育園のお友達もいるし小学校もそっちに…」と町外に転居してしまいます。そうやって子どもたちや子育て世代が流出していくのです。ましてや、ちょっとパートしようにも「大井町の求人ってあまりないな〜〜」「小田原市や厚木市などに比べて時給安いような気が…」と、仕事もないとなると…仕事がある市町に転居してしまいます汗
 
町内で、様々な人達とお話をしていると今後の町の行く末に危機感を持っている人も少なくないと感じています。
このままいくと南足柄市みたいに、吸収(され)合併(される)の話があがるのもそう遠くないでしょう。60数年で、大井町の歴史は終わりにするのでしょうか?「もう、それで良いよ」と思っている町民が実は意外と少なくないのも現状です。過去の大井町制60年続いてきたことより、これから60年町として存続し続けることは大変なことです。それは、近隣市町村も含めどの自治体にも言えることですが…。
 
「近隣に吸収される町」にならないために、もしかしたら今町民ができることが何かあるかもしれません。
それを町民が今、考えることが大事です。
 
そんな一つのきっかけに今回の原氏の話がなると良いな〜〜って思いますおねがいラブラブ
 
年齢性別、賛否問いません。
ぜひ、お誘い合わせの上気軽にご参加いただけると嬉しいですラブラブ
全国のまちづくりを見てきた原氏の経験から、何か面白いお話を伺えるかもしれませんおねがい拍手
今回の講演は、神奈川県の「多世代居住まちづくり」プロジェクトの一貫です。
⇑本来は町が県にコーディネーター派遣を依頼して、町主導で考えるべきことなのですがね〜。