小さい頃お母さんがすぐに怒ったからこういう人にはなりたくないと思ったと発表した小4娘の話を聴く | リスニングママ・プロジェクトのブログ

リスニングママ・プロジェクトのブログ

『人の話を聴くこと』を勉強した先輩ママ達が、自分たちの学びを社会に還元しようということで、
ちいさなお子さんを育て中のお母さんたちのお話を「20分間」聴くプロジェクトです。
よかったら、お話しませんか?

こんにちは。

リスナーで「誰も教えてくれなかった怒りのヒミツ」講座の

講師を担当しているひろみです。

 

今日は、私の中の「イタい話」から気づいた

リスママ活動への感謝とモチベーションについて、です。

 

先週、小4の娘が塾の帰り道、

「こういう環境だったからこうなった」

というお題で作文を作った、と話し出しました。

 

「『ばぁばが怒りっぽかったからお母さんも怒りっぽくなった』

とかあるでしょう?

私は『小さいころ、お母さんがすぐに怒っていて、

こういう人にはなりたくないって思ったから、人に

優しくするようになった』って言ったんだ」

と娘が教えてくれました。

 

これは「聴く」を学んでいなかったら相当ピンチな

不意打ちでした滝汗

 

なぜ「相当ピンチ」かって、学んでいなかったら

①「何それ、よそでそういうこと言うのやめてくれない?!ムキー

と、ここでまた怒る

②何年経ってもまだ持ち出すくらいひどかったのか…と

自分を責める、落ち込むチーン

③それは仕方がなかった。なぜならば…と娘本人か

それこそ周囲の環境のせいか、他責の言い訳をしながら

怒りが再燃する炎

そんな自分が容易に想像できたからです。

 

私が今回、不意打ちをくらいつつ、実際にその場面でしたことは、

「あなたはそういう作文を作ったんだね」と

まずは単純に受けとめること。

 

そのあと

「小さい頃ってどのくらいの時期を指している?

牛乳をこぼしただけで怒っていた頃?

それとも、もう少し後の幼稚園でお漏らしするたびに、

『お母さんは悲しい』とか

『なんでトイレでできないの?』とかブーブー言ってた頃?」

などと質問して、

そして

「その頃、小さいあなたはそんなに傷ついていたんだね、

本当にイヤだと思っていて、こういう人にはなりたくないって

思ったんだね」

と、当時、まだ幼すぎて何も言葉にならず、

ただただ胸の中でわけのわからない理不尽さだけを感じながら耐え、

「私はこうはならない」と決意した心を想像して

言葉にしました。

 

娘の言葉を自分に向けられた刃のように受け取らず、

フラットに、娘に共感的に受け止めることができたのは、

「聴く」の学びがなかったら完全にムリでした。

 

「今、その頃の自分の気持ちを私にわかってほしくて

話してくれたのかな?」

と聞いたら

「うーん。今なら言っても怒らなさそうと思って」

とさばさばした感じ※で娘は返してきました。

 

(※ここにすれ違いがあると今も将来もし娘がこのブログを読んだときも

最悪な気がしたので、後日、娘本人にこのブログを書く承諾を得るとともに、

この受け取りで大丈夫か確認したところズレはなく、ホッとしています。)

 

 

横に並んで歩きながら手を差し出したら、つなぎ返してくれました。

 

「同じように怒りっぽい親がいても、それから自分がどうなるかは

選べるんだね、とても学びになった。教えてくれてありがとう。

私は怒りっぽいばぁばがそばに居る環境で、同じように怒りっぽい人になったけど、

あなたは逆に優しい人になったんだね。

あなたが優しいのは元からだと思っていたけど、

そうじゃなくて自分で決めて、選択してなったんだね」

 

そう話しました。

 

 

妊娠出産を機に勤めていた職場を退職し、

再就職していなかった私は、

娘が2~4歳頃の私は、週2回くらい育児支援センター、

それとは別に週1~2回親子教室に通い、

幼稚園は自由保育で先生が本当に一人ひとりを

丁寧に見てくれるところを選びました。

たくさんの育児本を読んで「いい母親」になろうとしていましたが、

自分の苦手、足りていないことの自覚があって、

必死で自宅で二人で過ごす時間を減らし

他人の目のある所に行き、私が与えてあげられないものを

アウトソーシングしようとしていました。

 

今、改めて当時の娘が感じていたことを聴くと、

そんな必死だったにも関わらず(むしろ、だからこそ?)

私の育児には「マルトリートメント(≒児童虐待 )」

の側面があったんだなと自覚しました。

 

娘が4歳の頃、「聴く」に出会い、

「誰も教えてくれなかった怒りのヒミツ」を受講し、

いくらか軌道修正ができました。

 

それでも「愛着形成が足りていないな…」と思うことは未だにあります。

 

ただ過去を悔んだり、責めたりすることはやめ、

(その時々、私なりに一生懸命だったし、

他の選択肢を知らなかったのだから仕方がない)

今できること、したいことに向くようにしています。

 

私がリスナー活動をし、「怒りのヒミツ」の講師をしているのは、

ちょっと気を緩ませたら、あっという間に過去のコミュニケーションの

クセに戻る自分を予感しているから、という部分もあると思います。

(に加えて、多くの喜びハートもあります)

 

 

読んでいただき、ありがとうございます。

 

読んで湧き上がるものがあったら、

どんなものでも、おはなしDAYで話してみてもらえたら嬉しいです。

 

また私を変えてくれた「誰も教えてくれなかった怒りのヒミツ」

の開催リクエストもお待ちしています。

 

「怒りのヒミツ」講座とセットのような

頑張り屋さんのための「お願い上手になる」コツ講座

は、次回4/20(土) 10:00~開催予定で、3/27(水)予約受付が開始します。

「敵」のように思ってた人とまったく別の世界を築ける可能性があります。

 

 

お問合せは 手紙こちら から。

 

 

2歳3カ月の頃。育児記録を見返したら、図書館の帰りで

娘の「抱っこして~」に対して「本が重いから抱っこはできないよ」と言ったら

ひっくり返ったの図。続きを読むと、

「お母さんもう先に帰るよ」と私が言ったのに対して

「いいよ一人で帰るから。玄関の鍵は開けておいて」と返してきたらしい。

2歳で本気で「お母さんはダメだ、応えてくれない。私は一人だ」

と思っていたのかも。今ならあなたの痛みに共感できるよ。
そして、高齢出産で腰痛持ちでほんとへたれで、本を持ってさらに2歳児を抱っことかもうムリで、

(なのに写真とか撮っててほんとトンチンカンにズレてて)

途方に暮れて「先に帰るよ」なんて脅しでしか相手を動かす術を知らなくて

それでも「いいよ一人で帰るから」と2歳児に突き放され、情けなさやお困り感を

怒りでしか表現できなかった当時のわたし。お疲れさま。切なかったね。

 

 

*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~..:*~.:*~          

 

おはなしDAYのご予約は、
下のボタンからカレンダーをチェックして
ご希望の日時をポチッとすればご予約完了ですビックリマーク
最新の予約状況もこちらからご確認ください。

※ご予約はまとめずに、1度に1枠ずつお願いします。
終了後に次の予約をすることで、何度でもご利用いただけます。
 

クービック予約システムから予約する

  https://coubic.com/lis-mom/services 

 

スマホ携帯アプリ(かんたん予約)からのご予約も便利です。

アプリをダウンロード→店舗検索→リスニングママ・プロジェクト

 

予約の確認、変更、キャンセルが簡単にできます。

ログインの手間なしで、繰り返し予約できます。


初めてご利用の方へ・ご利用方法はこちら。
20分話をした後の変化についてのブログ記事はこちらから

 

以下の講座は全てオンラインにて実施しています。

自宅からでも、どこからでも、お子様がいても

安心してご参加いただけますよ。

↓↓↓

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ベル講座・お話会のお知らせベル

 

4/20(水) 10:00~ 頑張り屋さんのための「お願い上手になる」コツ講座(3/27(水)予約受付開始)

4/25(木)10:00~モヤモヤが〇〇に変わるおはなし会(テーマ:働き方・キャリア) 予約受付中♪

 

 

すべてのご予約はこちらのカレンダーから

  https://coubic.com/lis-mom/services  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


<SNSいろいろやってます。お好きなところでフォロー&シェアしてもらえたら嬉しいです>

 

Facebookこちら
いいね!して更新情報をGETアップ

 

Instagram
日本全国世界各地のリスママ・メンバーたちの日常と、講座のお知らせをビジュアルに


X(元Twitter

中の人のつぶやき始めました。講座のお知らせ、ブログの更新情報のほか
直近のおはなしDAYの空き状況なども発信します。フォローしてね。

 

LINE友だち追加

友だち追加すると、ほぼ月イチで講座などのお知らせが届きます音譜
 

note
ブログ記事のコラム部分がじっくり読めるアーカイブ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

<応援の気持ちを寄付という形で表現してくださる方がいたらお願いします>

 

・寄付受付・決済サイト
寄付受付・決済サイト

 

 

リスニングママプロジェクトホームページ