クリスマス直前、すなわちフランスでの子供達の年末年始バカンスの前に一仕事!が待っていた。


 娘のクラス(幼稚園)では、月の最後の金曜日に、その月生まれの子ども達の誕生日会をする。

 娘は12月に誕生日。その他もう1人の男の子との合同誕生日パーティーとなったので、バカンス前にはその用意をしていた。

 上に載せた、折り紙のコマとフランス版マーブルチョコのsmarties(ミニ版)をセットにした袋を、夕方前から始め、夕飯・後片付け・寝かしつけ・洗濯を挟んで21セット作成。翌朝夫に「何時に寝たの?」と尋ねられて、答え辛かったのは間違いない(苦笑)。



 並べてみると21個って結構な量。この折り方は、1つのコマを作るのに3つのパーツが必要なので、3×21=63個か……と後から考えるとそこそこの量を一気に折ったのだなと思う。


 家に友達を誕生日パーティーに招いてやれない分、少し何かをしてやりたかった自己満足と言えばそれまでなのだけど。

 もう一つのルーツである日本らしい物を、娘のクラスメイトに見てもらえれば思って、袋に忍ばせた。



 折り紙に取り掛かる前には、義母からもらったレシピで誕生会用のgâteau ardéchois(ガトーアルデッショワ)と、抹茶生地を入れた市松模様のアイスボックスクッキーを先生達に作っていた。後者は写真撮り忘れ。

 このgâteau ardéchoisは、大量のマロンクリームとブラックチョコ、砂糖、小麦粉、バター、卵、ベーキングパウダーが材料。特徴としては、しっとりしていてものすごく甘い割には、(比較的)食感がふんわりしている気がする。後半部分は罪の意識を感じさせない為の文句か?と思わないでもないけれど。美味しいものは美味しいかな。


 次回は、クリスマス(結果的に、クルシミマス、とギャグのようになった)について少し書きたいと思う。