Привет( ・ω・)ノ

昨日から実家に帰省しています。

実家にはインターネット環境が無いので、いろいろ不便・・・(;´Д`)

ちなみに今はスマホのテザリング機能で接続していますw

前回入らなかったLTEが入るようになったみたいで、ほんのちょっとだけ快適になりました!

しかし、こんな田舎にもLTEが入るようになっているとは・・・驚きです( ゚д゚)

明日にはもう東京に帰るのですが、せっかくパソコン持って帰ったし、ちょっとだけ更新しときますw


Нофелет для мигранта 

移民にとっての「ンォフレテ」

外国人労働者用の試験にノーベル賞受賞者も合格できないかも

ロシア教育省と連邦移民局は、労働移民用の試験で出題される歴史およびロシア連邦法基礎の設問リストを承認した。

テストの見本はロシア試験コンソーシアムのHPに掲載されている。同HPで対策用の問題リストも閲覧することができる。ところで、試験準備にはもうあまり時間が残されていない。ロシアで労働許可を得るための試験は、9月1日からは任意で受けられるようになり、来年1月1日からは義務となる。

試験のうち内容の濃い部分はこれまで専門家グループによって議論されてきているが、このグループはいくつかの設問に見られるロマンティックな非実用性や複雑さを指摘している。現代のウクライナ人、ベラルーシ人、ロシア人の祖となったのは、10世紀の東欧の何という古代部族か、といことが大事なことかどうか、考えてみて欲しい。
 

あるいはキプチャク汗国の首都は何という川の沿岸にあったのか。とはいえ、「校正者による仕事」はもう完成している。試験を作ったパトリス・ルムンバ名称民族大学によって提供された資料によれば、ロシア国民のメンタリティーを持たない人にとっては難しすぎる、理解しがたい問題が、歴史試験の第一案からは30題、法律試験からは16題削除されている。例えば、ロシア連邦にはいくつの連邦管区がつくられたか、どういう人に外交ビザが発給されるか、ということを我々全員が知っていると言えるのだろうか。


20世紀の歴史から「削除」された問題は、「20世紀初頭のロシアではどんな政党がつくられたか」、「ソ連の最初の憲法はいつ採択されたか」、「ソ連にはどんな共和国が入っていたか」、「集団化の時期にソビエトの村に作られていた農場はなんというか」である。


最近のロシアについて、あまりにも難しすぎるとされた設問は、「エリツィン大統領退陣は何年に起こったか」、「現代ロシアではどのような政党体制がしかれているか」、「2000年のノーベル物理学賞受賞者であるロシアの研究者の名前はなんというか」である。

■ロシア国民は1月7日に何を祝うか:クルバン・バイラム、国際女性デー、それとも生誕祭?

ロシア試験コンソーシアムは、法律試験のみを供用のために公開した。ロシア語を母語としない人にとって最も難解な問題が削除された後でさえ、やはりいくらか次のようなタイプの問題は残っている。(例)ИННとはなにか:「инспекция начисления налогов(税加算検査局)」、 「индивидуальный налоговый номер(個人課税番号)」、「идентификационный номер налогоплательщика(納税者個人番号)」。

歴史の試験に関しては、今のところ、事件、祝祭日、歴史的人物の必修暗記リストのみが入手可能である。また、この科目は100題あり、それらは5パターンに分けられることが明らかになっている。これは全て9月にコンソーシアムの公式サイトに掲載される予定だ。

試験対策用の公開資料から判断すれば、移民はロシアがいつキリスト教を受容したか、ナポレオンやヒトラーといつ戦ったか、農奴法廃止は誰の功績かなどをとくに知らなければならない。

また、ロシア第一革命とロシア大革命を区別することも必要だ(何のことか分からなかった人のために:日付は1917年2月・11月)。大きな出来事のリストには、デカブリスト蜂起、第一次世界大戦、ソ連の形成、最初の宇宙飛行、ソ連崩壊、大統領リストもある。

どんな形式で試験が行われるかは、本紙は教育科学省が提供する試験問題集から知ることができた。移民は設問に対し3択で答えなければならない。項目ごとに全部で20問が出題される。解答時間は全てちょうど35分が与えられる。試験の一例は次の通り:「ロシア国民は1月7日に何を祝うか:クルバン・バイラム、国際女性デー、生誕祭」。

もう何年も一所懸命にわが国の玄関を掃除しており、葬式に3回、結婚式に2回出席したことのある、善良ではあるが、残念ながらロシア語をほとんど喋れない、わがアパートの天使でありその歴史の証人たるウズベキスタン出身の可愛らしい女性は、胸に手を置いて、ロシア史の試験にどうやって合格したらいいか何とか思いを巡らせている。彼女のように、仕事熱心で、働く国の伝統を尊重しているような人々を助けようという試みがある。

連邦移民局とパトリス・ルムンバ民族大学は、CIS国民のための試験対策出張コースを行っている。特別プログラムが準備され、地元教師のためのセミナーがすでにアルメニア、グルジア、タジキスタンで開催されている。2014年末までに、ウズベキスタン、モルドヴァ、アゼルバイジャン、キルギスタン、アブハジア、南オセチアでも行われる予定だ。

労働移民による試験合格についての法律(連邦法2014年4月20日No.74-F3 「ロシア連邦における外国人の法的立場に関する連邦法の変更について」)は、4月21日にウラジーミル・プーチン大統領によって署名された。

この法律によれば、移民はロシアでの特許取得、一時滞在許可証取得、労働許可取得のために、ロシア語、ロシア史、法律の試験に口頭および筆記形式で合格しなければならない。

証明書の有効期限は5年間。
就労許可取得のための受験料:3000ルーブル、国籍取得のための受験料:5300ルーブル。試験はロシア試験コンソーシアムに加盟している大学の拠点で受験することができる。それは、ロモノーソフ名称モスクワ国立大学、サンクト・ペテルブルグ国立大学、ロシア民族友好大学、プーシキン名称国立ロシア語大学である。ロシア法基礎の設問総数は204問。歴史の設問総数は100問。
というわけで、以前にもブログで取り上げた「外国人労働者に義務付けられる試験」の続報です。

過去記事:ロシアで外国人労働者に義務付けられる試験サンプルが鬼畜難易度

結局、あの後、問題が難しすぎるのではないかという意見が出たらしく、いくつかの問題が削除されたようです。

[削除された問題]
・ロシア連邦にはいくつの連邦管区がつくられたか
・どういう人に外交ビザが発給されるか
・20世紀初頭のロシアではどんな政党がつくられたか
・ソ連の最初の憲法はいつ採択されたか
・ソ連にはどんな共和国が入っていたか
・集団化の時期にソビエトの村に作られていた農場はなんというか
・エリツィン大統領退陣は何年に起こったか
・現代ロシアではどのような政党体制がしかれているか
・2000年のノーベル物理学賞受賞者であるロシアの研究者の名前はなんというか


[よく出る問題]
・ロシアはいつキリスト教を受容したか
・ナポレオンやヒトラーといつ戦ったか
・農奴法廃止は誰の功績か
・ロシア第一革命とロシア大革命の区別
・デカブリスト蜂起
・第一次世界大戦
・ソ連の形成
・最初の宇宙飛行
・ソ連崩壊
・歴代大統領


これだけ見ると、難易度は下がったかなーというのが第一印象ですが、それでもИННは何の略かなどという、さっぱり分からん問題も残されていて、何だかなあという感じですorz

元記事のコメント欄でも「ロシア人これ解けるん?」みたいな書き込みが見られましたし、やっぱり特別な対策をしなければ解けない問題のようですね(´・ω・`)


元記事に試験問題サンプルがありましたので、後日このブログで取り上げてみたいと思いまーす。


ちなみに、元記事のタイトル「ンォフレテ」ですが、これは原文ではнофелет、つまりテレフォンを逆から読んだらこうなるってことらしいです。


元ネタはソ連映画の"Где находится нофелет? (ンォフレテはどこにありますか)"だそうで、40過ぎた独身のオッサンが、どうしても結婚したくて女子をナンパするために編み出したフレーズなのだそうです。


「一回聞いただけじゃ分からない」ってことなのでしょうか。


あるいは「ザギンでシースー」みたいに、業界でしか通じない、一般人に分からない言葉とかw


ロシアの新聞の見出しって、微妙にトンチが効いているものが多いですよね( ゚д゚)

というわけで、次回以降、試験問題サンプルを解いてみたいと思いまーす。