「クラウドファンディングは最後の手段だ」
とも、ずっと思っていました。
それでもやっぱり…
店を維持していく為に、クラウドファンディングを行う事を決断しました。
本来ならオリンピックイヤーとなる2020年。
世界中を震撼させる出来事が起こりました。
新型コロナウイルスです。
世の中の動きは変わり、
人々が感染を防ぐために、社会活動を自粛する方向に舵を切りました。
不要不急の外出を控え、
人との関わり合いを限りなく減らし、
命を大切にする事が最重要となる、
そんな厳しい生活を世界中の皆さんが強いられています。
自分だけが苦しいんじゃない。
日本中、いや、世界中の方々が苦しんでいる。
だからみんなで力を合わせて自粛しよう。
社会全体がそんな風潮になっています。
個人的には大賛成です!
みんなで力を合わせる事が何よりも大切だと思うし、
周りにうつさない様に生活する事が大切だと、改めて思っています。
同居する高齢の両親の命を守る為には、
自分がコロナウイルスにかかるわけにはいかないですし。
家族だけでなく、社会にこれ以上コロナウイルスを蔓延させないように、一人一人が自覚ある行動をとらなければならない。そう思っています。
しかし、
人間が生活する為には経済活動を行なっていかなければなりません。
麻雀プロである私の収入は、
麻雀教室での講師業と、麻雀荘経営が主な収入源です。(たまにゲストや解説のお仕事も頂いておりますが…)
コロナウイルス感染の危険性に鑑み、
静岡県内で展開している私の麻雀教室は、早々に活動自粛を決めました。現在、全ての麻雀教室が自粛している状況です。
つまり、麻雀教室からの収入はありません。
私の経営する麻雀荘、『Lookup』は、ギリギリまで営業継続を模索しておりましたが、全国に緊急事態宣言が発令された4/16の翌日、4/17から、自主的にら営業を自粛しています。
コロナウイルス拡散防止の為に、休業要請が出る前に自主的に営業を自粛したんです。
(4/28(火)、ようやく浜松市からもマージャン店に対して休業要請が出ました!)
お客様やスタッフを守る為。
コロナウイルスの拡散を防ぐ為に。
営業が出来ないという事は、売上がありません。
つまり、麻雀荘からの収入もありません。
収入が無くても、ある程度は生活出来るだろう…
普通の生活をされている方なら、それも可能でしょう。
ある程度の貯蓄があれば、
無駄遣いをしなければ、
慎ましく生活していけるでしょうね。
自分も勤め人であるならば…
きっとそうしているだろう。そう思います。
しかしながら、
自分は小さいながらも麻雀荘を経営しているのです。
店舗を経営するという事は、
収入が無くても、店舗を維持していかなければならないという事でね。
営業していなくても、家賃や駐車場代、光熱費や各種経費はかかってくるのです。
つまり、
維持費が捻出出来なければ、お店を畳むしかないのです。
数ヶ月我慢出来ない店舗や会社など、潰れてしまえばいい!
なんて声も聞こえてきたりします。
でも…
そういうワケにはいかないのです。
麻雀を愛する麻雀ファンの皆さんやお客様を守らなければならない。
共に働くスタッフを守らないといけない。
共に戦うプロ連盟の仲間が戦う場所を守らなければいけない。
静岡支部を守らなければならない。
しかし…
皆さんの健康を守る為には、営業を自粛しなければならない。
店舗を守る為には、経済活動を続けなければならない。
これらのどちらをも守るのには、どうしたって矛盾が生じるわけですよ。どちらもいっぺんに叶える事は出来ないのですから。
そうなったら…
判断は簡単ですよね。
人の命に勝るものはないわけですから。
当然店舗は休業を決めました。
とは言え、このままでは店舗が潰れてしまう。
政府から支給される持続化給付金、県や市から支給される休業要請協力金、そして融資…
これらを駆使して、何とか店舗の維持や再開の為に準備をしなければならないのですが…
何度試算しても、これらが全て満額で給付されたとしても、店舗の維持には足りないのです。
政府から発令された緊急事態宣言。
現在のところは5/6までとされています。
しかしながら、現在の状況を見てみると、とても5/6までにコロナウイルスが収束するとは思えないんですよ。
専門家からも、長期戦を覚悟して欲しいとの発言が多く見られるわけです。
夏前に収束するのか?
秋には収束するのか?
来年の春には収束するのか?
経営者としては、いつどのタイミングにおいて収束するのか?を考えておく必要があるのです。
最初の予定通り、5/6にコロナウイルスが収束するのなら、何とか耐えられるかもしれない。
夏前に収束するのなら、給付金と融資で粘れるがどうか…
秋に収束するのなら、うーん…厳しいか?
来年の春なら…死亡です。
そのタイミングになってから、対策を打てばいいじゃないか?という方もいらっしゃるかもしれないですよね。
でもその時、来年の春の日本の経済状況は?
と、問われたならば誰にもわかりません。
ただ一つ言える事は、
コロナウイルスが長期化すればする程、
日本経済は疲弊するという事です。
そんな状況下で、いつ営業を再開するかわからない麻雀荘を支援してくださる方は少ないでしょう。
それならば、今この段階で『Lookup』を、望月を支援して下さる方々のお力をお借りした方が良いのではないか?
そのような結論に達しました。
『Lookup』を維持していく為には、
家賃、駐車場代、光熱費、その他雑費で、営業していなくても毎月約50万円の経費がかかります。
この他、支えてくれているスタッフの生活だって、ささやかながらサポートしていかなければならないのです。コロナウイルスの収束が長引けば長引く程、店舗が再開出来る可能性が低くなってしまうわけですよ。
ですから、皆さんのお力をお借りして何とか店舗の経営を継続しようと思うのです。
『Lookup』を守りたい。
静岡リーグを再開したい。
その為にクラウドファンディングを行いたいと思います。皆さんご協力頂きたいのです。
休業自粛を決めてから、クラウドファンディングの申請の準備をはじめつつ、短い期間で皆さんにお返しする返礼品の準備を始めました。
返礼品のテーマは二つ。
一つは普段からお世話になっているお客様へのアプローチと、なかなか店舗に足を運ぶ事が出来ない方へ対してのアプローチを大切に。
もう一つは、
『Lookup』スタッフと共に。
という事です。
その為に、返礼品は『Lookup』スタッフが再開後に身につけるユニフォームを新たに作成し、それをベースに作成しました。
作成するのは、
ポーチ、エプロン、Tシャツ、パーカー、スタッフジャンバーです。
それぞれのアイテムを、営業再開後ユニフォームとしてスタッフが着用します。そのアイテムを、『Lookup』スタッフと支援してくださった皆さんと共に共有しよう!と考えております。
ですから、なかなか店舗にご来店いただく事の難しい遠方のお客様に対しては、きっと魅力的な返礼品のラインナップになっでいるはずです。
普段お越しになっている方に対しましては、
「競技麻雀打ち放題DAY」
で使用出来る回数券を提供させて頂こうと考えております。
返礼品の内訳としては、
・1000円
ご支援してくださった方のお名前を、店舗内に掲示させて頂きます。
※掲示をご遠慮される方はその旨をご記載下さい。
全ての返礼品には、表示金額に上乗せ出来る様になっております。返礼品が必要でない方は、こちらをお選び頂き、金額を指定して頂ければ幸いです。
・3000円
感謝の気持ちとして、当店オリジナルポーチをご提供致します。
こちらのポーチは、日本プロ麻雀連盟中部本部の加来千香子プロが、このクラウドファンディングの為に特別に描いて頂いた一品です。
店舗内でも営業内で使用する予定となっています。
・5000円
感謝の気持ちとして、当店のオリジナルTシャツを提供させて頂きます。
ここからのアイテムは、日本プロ麻雀連盟北海道本部の千葉みほプロが製作してくれました。
千葉プロいつもありがとう!
Tシャツは2種類。
『Lookup』のロゴが大きく入ったタイプと、
私望月のキャラクターが入ったタイプの2種類がございます。
どちらかのデザインをご指定ください。
個人的には、自分のキャラクターがTシャツになるのはかなり照れますねw
夏季はスタッフがみんなこのTシャツを着用する事になりそうです。
感謝の気持ちとして、当店オリジナルエプロンを提供致します。
こちらのエプロンは営業時に当店スタッフも同じものを着用します。
主に女性スタッフが着用する事になりそうです。
女性ファンの方には喜ばれる一品になりそうですよ。実は自分はエプロン大好きです!
・5000円
感謝の気持ちとして打ち放題回数券(5回分)を提供致します。
こちらは普段『Lookup』をご愛顧頂いている方へのプランです。水曜日の「Mリーグルール打ち放題DAY」、木曜日の「競技麻雀打ち放題DAY」で共通してご利用頂ける回数券となっております。
感謝の気持ちとして当店オリジナルパーカーを提供致します。
こちらは営業時にスタッフも着用しますが、普段使いでも着やすいシンプルなデザインとなっております。ポケットが前にあるのが私は好きです。
ここには私は主に目薬を入れておきます。
感謝の気持ちとして当店オリジナルスタッフジャンバーを提供致します。
こちらのアイテムは、営業再開時にLookup2Fにて開始を予定している、健康マージャンの営業の際に着用するスタッフジャンバーとなります。個人的には、ロゴのデザインが一番気に入っているモノですね。『Lookup』のロゴの中に、望月が隠れている事に気がつきますか?シンプルな胸のデザインもお気に入りです。
感謝の気持ちとして当店オリジナルTシャツと打ち放題回数券(5回分)を提供致します。
普段お越しになって頂いているお客様向けの、Tシャツと競技麻雀打ち放題回数券のセットです。
こちらに記載されているアイテムの他に、プラスアルファの返礼品を予定しておりますのでお楽しみに!
感謝の気持ちとして、下記3点の当店オリジナルグッズと、打ち放題回数券(5回分)を提供致します。Tシャツ・パーカー・スタッフジャンバー、更に私(望月)が店舗で使用するアイテムに(Tシャツやスタッフジャンバーの背中に)お名前を印字させて頂きます。(不要な方はお申し付けください)
こちらは、ユニフォームの背中にスポンサー名を印字出来る権利があるプランです。(中サイズ)
普段の営業内で毎日望月が着用するアイテムにお名前を印字させて頂きますので、私と共に店舗を支えてくださる気持ちが一番伝わる形をご準備させて頂きました。私達スタッフが感謝の気持ちを永遠に忘れる事のないように、お客様のお名前をしっかりと背負わせて頂きます。
感謝の気持ちとして「望月が先方にお邪魔して一緒に麻雀が打てる権」を提供致します。(交通費応相談)
更に私(望月)が店舗で使用するアイテムに(Tシャツやスタッフジャンバーの背中に)お名前を印字させて頂きます。(不要な方はお申し付けください)
営業再開後、2年以内のお客様のご希望の日程にお伺いさせて頂きます。支援いただいた後に個別にご連絡させて頂きます。
こちらが今回のスペシャルプランになります。
全国各地を飛び回り麻雀普及活動をする事がライフワークである、私望月ならではのプランです。大人数を集めて麻雀大会を行うもヨシ、ずっと望月と同卓して独り占めするのもヨシ、支援して頂いた方が望む形での訪問をさせて頂きます。全国各地どこへでもお伺いするつもりですので、普段麻雀プロと触れ合う機会のない地域の皆さんにお会い出来るのも楽しみです!
ご要望があれば全国どこでも喜んでお伺いしたいと思います。
併せてユニフォームの背中にスポンサー名を印字出来る権利があるプランですので、(大サイズ)
クラウドファンディングを行ったところで、全く支援を頂けなければ、それは自分や自分の店舗の評判を自ら下げることになりますよね。
今回のクラウドファンディングで支援して頂いた事を永遠に忘れる事のない形となります。
こちらは申込み順に良い場所に印字させて頂きたいと思います。支援者の方々のお名前が背中いっぱいに印字される姿を想像すると、幸せな気持ちになりますね。
以上が、返礼品のラインナップになります。
クラウドファンディングをはじめるに当たり、右も左もわからない自分を支えてくれた協力者のお二人、大阪のラキラビのオーナーとトリカゴさん、そして素敵なイラストを提供してくださった、千葉プロと加来プロには、こちらにて御礼と代えさせて頂きます。皆さん本当にありがとうございました!
自分で言うのもなんですが、支援してくださる方にとって本当に魅力的な返礼品が出揃ったと思います。
支援してくださった方々と、共に歩んでいく事。
これをテーマにさせて頂いた理由。
それは何故かというと、休業を決めたその日から、全国各地の麻雀ファンの皆様や仲間達から、
「支援しますから是非クラウドファンディングやってください!」
との声を頂いたからです。
本当に多くの皆さんから。
そうなる事が怖かったから、
クラウドファンディングを行うのは最後の最後にしようかなって思っていました。
どちらにせよ、このような活動に対しては非難の声も絶対に挙がりますからね。
ただでさえアンチが多い自分ですから、そうなる事は明白だって思っていたわけです。
そんな自分が、クラウドファンディングを開始することに踏み切れた理由は、
今回のアクションを、これまでの19年間の営業に対しての全てのお客様への御礼と、これから先の『Lookup』の営業や望月の麻雀普及活動へのお約束とさせて頂きたかったからです。
今回のコロナウイルスの拡散の影響で、本当に多くの事を学び、多くの事を再確認させて頂きました。
当たり前のように麻雀が打てる事の素晴らしさ。
沢山の麻雀ファンの皆さんや仲間達に支えられているという事。
そして、
また新たな未来で、
麻雀ファンの皆様や仲間達と共に麻雀を楽しむ事に対しての希望。
それら全てを、
今回のクラウドファンディングで体現させて頂いております。
いつもにも増して長文ブログになってしまい、申し訳ありません。
しかし今の想い全てを言語化しておかなければ、私の気持ちは永遠に皆様に届かないであろうと考えたからです。
これだけ長い文章を読んでくださったとしても、
それでも尚、批判される方はいらっしゃると思います。
私はそれを全て真正面から受け止めます。
それは何故か?
それでもやっぱり守りたいモノは、
お客様であり、
スタッフであり、
仲間達であり、
静岡支部であり、
静岡リーグであり、
そして…
『Lookup』だから。
皆様方のご支援、宜しくお願い致します。
Lookup
望月雅継
スタッフ一同