断ち切るべきは『罪悪感』だというお話



若い頃に出家したお坊さんの元に、かつて恋人だった女性が20年ぶりに訪ねてきて
「お願いだから戻ってきて」と泣いて懇願しました。



お坊さんが出家するにあたっては、俗世で持っていたものは全て捨てて後ろに残していかなければなりません。



家族も
実績も
もちろん恋人も



家族や恋人には2度と会えないわけではなく
一定の修行後なら会うことはできるのです。



けれども、出家したら
家族でも恋人でもなくなります
家族や恋人への想いは執着であり、欲だから。



お坊さんは、既に執着も欲も克服したつもりでした。
家族や恋人がトラブルや病に苦しんでいても
出家した今は
個人としてそれを助けることは出来ないことは
十分承知しています。



僧侶として話を聞き、道を説くことは出来ても
「僕がいるから大丈夫だよ」と
安心させることもできない。
その事も十分承知の上で、出家したのです。



もはや執着もありません。
それでもお坊さんは出家から20年経っても、親友に会う事は出来ても、親友とも友人である恋人に会う事は出来ずに避けてきました。



いよいよ恋人が直接訪ねて来た時
お坊さんは、動揺した自分自身を見つめ直すために、一切の活動をやめて瞑想に集中する精進に入りました。



執着や、欲を捨て切れていれば
かつての恋人に会っても動揺する事はないはず。もう2度と俗世に戻る気持ちはないのに、恋人を避け続けたくなるのは、やはりまだ迷いがあるのか、ただの弱さなのか、それを見極めるためでした。



数日後
山を降りたお坊さんは、晴れやかな笑顔でかつての恋人の前に座っていました。
「山からたった1時間半の距離なのに、来るのに20年もかかってしまった。
執着もよくも断ち切って、これ以上何を切ればいいのかわからなかったけれど、断ち切るべきは罪悪感だった」



ドラマ 나의 아저씨(私のおじさん)より









これねー
今年度イチ膝を打ったですよ



頭じゃわかっているのです。



人の依頼を断る時
出来るのにやらない自分を責めたくないばかりに
無理をしてしまう事って
少なからず誰にでも経験があると思うのです。



でも、それを続けていると
心身が消耗してしまうんですよね。



お坊さんなんて
出家したのだから、決して今幸せではない恋人が泣こうがわめこうが、関係ないわけです。
なんとかしてやりたい、という感情は執着です。
自分の行動が、恋人を傷つけている、つまり周囲に影響を及ぼしている、と考えるのも、世俗に囚われている証拠です。



執着や欲や自分の弱さばかりを
一生懸命断ち切ろうと修行に励んで
これ以上何を断ち切ればいいのかわからなかったけれど
断ち切るべきは罪悪感だった、というのです。



我々も多分同じで
他人の寂しさなんて救えない(by ユーミン)のに
例え相手がワガママを言っていたとしても
時間や体力を削ってでも要求に応えない自分は
薄情なのではないか
優しくないのではないか
悪いことをしているのではないか
と責めてしまう



もしも逆の立場で
自分が断られたら傷つくと思うから
相手の事も傷つけたくなくて断らない、というのも、やっぱり罪悪感なんですよ。



罪悪感があると
勇気を振り絞って、エネルギーを使って断ったとしても、悶々と悩んじゃうし
どうにも気が晴れなくて
そんな気持ちになるのが嫌だから
また手助けしてしまって
すると相手の要求が大きくなって
気がつくとドット疲れている。
なんて繰り返し



ワガママを言ってくる相手に
他人の寂しさなんて救えないからさ
と言ったところで
理解してくれるはずもないですし



お坊さんの恋人も
勝手に俗世を捨てていったお坊さんのことを恨むと思いますよ。
恋人にとってお坊さんは
自分勝手な悪い人です
いくら善行を積んだとしてもね



だからまあ、
我々の恨まれても
悪い人だと思われても仕方ないっすよ



全員から称賛されることなんてできない



恋人を泣かせないために
出家を思いとどまるのも
山を降りて俗世に戻るのも違う



それって
恋人を泣かせないために
自分を泣かせるって事ですよね?
私たちがよくやっちゃってる
人を泣かせないために
自分を泣かせる、っていうアレね



どんな場合でも決して他人のために何かをするな
というのではもちろんないです。



でも
自分の頭の上のハエも追えないのに
他人の面倒ばっかり見ちゃう、とか
自分が傷つきたくないから
他人も傷つけない、とか
相手を泣かせないために
自分を泣かせる、とか



解決すべきものからの逃げだったり
嫌われる勇気がなかったり
ちょっと不幸なくらいが安心だったり



どっかに罪悪感が引っかかってきてるんですよね




断ち切るべきは罪悪感



やたらに長くなっちゃいましたが
나의 아저씨(私のおじさん)も
人の優しさが人を傷つけたり
他人にはしない事を自分にはしてしまったり
見えないけど厳然とある差別だったり
人間の悲しさと可愛さが散りばめられていて
人生の折り返し地点がすぎた人が見ると
感慨もひとしおじゃないかと思います


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