毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。
恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。
担当は、池尾昌紀・池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。
今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。
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お待たせしました。
本日の記事をお届けします。
恋人が欲しいと思っているのに、なかなかできません。
友達からは「いても絶対おかしくないのにもったいない」と言われます。
こんなお悩みを持っている時。
もしかしたら、恋人が欲しくてもできない理由は
「自分の幸せに許可が出せていないから」
なのかもしれません。
私たちの心は、自分に許可を出さないと、その方向に動いていきません。
もし、自分は幸せになってはいけない、というような思いがあったとしたら、幸せを得るための行動力が鈍くなったり、遠ざけてしまう場合もあります。
すると、恋人が欲しいのになかなかできない、ということが起こる場合だってあるのですね。
このように自分の幸せに許可が出せない場合、それはどうしてなのでしょうか。
理由の一つとして考えられるのは
「自分にダメ出ししている」
ということ。
自分はダメなやつだとか、悪い人間なんだとか、そんな風に自己評価をしていると、幸せになる資格がないと感じてしまい、無意識にパートナーを遠ざけたり、恋愛対象になるような人を見ないようにしたり、時には、好意を持っている人の存在に気づかない、なんてことをしてしまう場合があります。
これは、ダメな自分を見せたら嫌われるので、それを隠して自分を守りたい、という気持ちもあるのですが、一番の理由は
「ダメな自分と付き合って、その人に迷惑をかけたくない」
という相手への思いからやっていることもとても多いのです。
もし、こんな理由が思い当たる方は、自分の良さに気づく必要があります。
友達に教えてもらう、自分を毎日褒めてあげる、自分にご褒美をあげるなど、自分の価値に気づけるようなアプローチをしていくことが大切になります。
他の理由としては、
「自分の大切な誰かより幸せになってはいけない」
という思いがある場合。
これは、例えば、お母さんが苦労を重ねて自分を育ててくれたような時、そんなお母さんよりも自分が幸せになったら申し訳ないと思ってしまうようなケースです。
恋愛がうまくいかない、結婚ができないというお悩みの方には、こうした気持ちを持っている場合が結構あります。
これは大切な両親への愛情の大きさゆえに感じてしまうことなのですが、実際には、その思いと反対の結果をもたらしてしまいます。
大切なのは
「親の幸せは子供が幸せであること」
ということをきちんと知っておくこと、です。
これは頭では理解できても、なかなか心が納得できない話なので、難しいのですが、例えば、
「もし自分が子供を産んで育てたとして、その子が同じようなことをしたらどう感じるだろう？」
というようなイメージをする等のアプローチをしていくことが方法の一つになります。
ただ、自分一人でやるのはとても難しいことなので、カウンセリング等の中でこうしたイメージをしていく練習をしていくという方法もあります。
いずれにしても、自分が幸せになってはいけないという思いは、愛情や優しさがあるからこ出てくる気持ちです。
こんな愛情と優しさを持っている自分に気づいて、だからこそ、幸せになる資格があることに気づいていくことが、とても大切です。
幸せの許可を出すために、この大いなる誤解を解いていくことがカギになります。
今回の記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。