毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。
恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。
担当は、池尾昌紀・池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。
今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。
***
【池尾昌紀・千里のオンライン心理学セミナー】のご案内
毎回好評いただいております、池尾昌紀・千里が夫婦で講師を務めます心理学セミナーです。
*前回の開催内容はこちらをご覧ください>>>「池尾昌紀・千里のオンライン心理学セミナー」
***
<YouTube:池尾家ちゃんねる・動画講座のご案内>
『池尾家ちゃんねる』もどうぞご覧くださいね。
なかなか手強い「バツイチさんとの恋」について、お話ししています。
◆◇◆◇ブログ・好評連載中!◆◇◆◇
「池尾昌紀の『シリーズ・自立三点セット(我慢強い・弱音が吐けない・一人でやってしまう)の心理学』」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
お待たせしました。
本日の記事をお届けします。
今回の記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。
あなたは夫(妻)のことを何と呼んでいますか?
名前でしょうか。
→花子、太郎など。
愛称でしょうか。
→ゆめちゃん(夢を語る少女だったからついたあだ名)、いっくん(一郎)
役割でしょうか。
→「パパ、ママ」「お父さん、お母さん」(子供ができたから)
パートナーの呼び名は、二人の距離感や関係性を表す象徴です。
例えば、出会ったばかりの二人なら
お互いの姓で呼び合っている段階から、距離が縮まってくると名前で呼ぶようになりますよね。
「花子さん」「太郎さん」
と最初はさん付け。
次に、「花子ちゃん」「太郎くん」などのように、ちゃん付け・くん付けに変化したり、
さらに心の距離が近づいていくと
「はなちゃん」「タロー」のようになっていきます。
ところが、結婚して子供ができたりすると
「パパ、ママ」「お父さん、お母さん」
に変化することが多い。
これは、役割なんですが、子供と一緒に過ごしていく中で、この方が便利だからこうなっていきますし、父として母としての自覚を持つ上で、お互いをこうした名前で呼び合うことは意味があります。
呼び名は関係なく、夫婦仲良く、お互いを男女として意識できれば問題ないのですが、夫婦仲が良くないとか、夫婦というより家族とか、男女関係が感じられない時には、この呼び方が二人の関係性を象徴してしまう場合もあります。
夫婦の距離を縮めたいと思ったら、お互いの呼び名を変えてみましょう。
「パパ、ママ」「お父さん、お母さん」だったり
「あなた、お前」だったり
時には「ねえ、おい」だったりと、名前を呼ぶこともなくなる場合があります。
それを名前で呼んでみるようにすると、それだけでも、心の距離が変化していくきっかけになります。
毎日呼ぶ名前ですから、気にしてないつもりでも、心には響いてくるんですね。
二人で同時に始められない場合もあるでしょう。
そんな時は、片方から始めていく。
急にやり始めると相手が拒絶しそう、あるいは、自分が恥ずかしい時には、前もって
「名前で呼んでみることにしたんだ」と軽く前置きをしてやってみる。
これ、実際やってみるとめちゃめちゃ恥ずかしいです。
呼び名は、若い時の言い方でもいいのですが、ある程度の年齢になってくると合わない時もあるので、年に合わせて、丁寧な言葉にしてもいいと思います。
夫が一郎という名前で、若い時は「いっちゃん」だったとして、それが今の雰囲気に合わないのであれば、「一郎さん」と丁寧に呼んでもいい。
かしこまってしまい、返ってよそよそしい場合は別の呼び名のほうがいいですが、丁寧にいうことで相手を大人の男性として尊重し、自分もそうした思いを夫に持つことができる、なんて場合もあります。
どんな言い方にするかは工夫していただくとして、夫婦お互いの呼び名を変えてみることで、二人の距離感は縮まったり、変化していくきっかけになる場合もあるのです。
今回の記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。