お返事が滞ってまして、すみません・・・・
ちゃんとしようと思いながら、皆様のブログに遊びに行ってたら
一日が終わっちゃうのです。なんせ、片手うちやから・・・（：－：）
でも、ちゃんとします。
さて、記事書こう♪
今回は、機内食についての内緒の話（＠－＠）
目的地まであと３時間ぐらい・・・というころ、飛行機がすっごい
揺れ始めました。機長が管制塔と連絡して飛行高度を変えて
もらうまで一時間ほど、揺れ続けました。
あ～あ、こんだけ揺れたら気持悪くなる人、続出やで。。。
案の定、シートベルトサインが消えた瞬間、機内後方から
呼ばれました。行ってみると、４人の家族。おじいちゃん、
おばあちゃん、その息子らしきおじさん、おばさん。どうやら、
そのおばちゃん（推定年齢５０歳）が気分を悪くしてしまった
らしい。胃も痛いと言う。
「今、お水とタオル持ってきますからね。酸素を吸うと
気分もだいぶマシですがいかがですか？」
おばちゃんに酸素ボトルを差し上げて様子を見ることにした。
「さっき、だいぶ長いこと揺れてましたからねえ。。。」
「いや、違うと思うんです。」
え・・・・・なにが・・・？
「あのねえ、今更言いますけど、さっきのご飯が腐ってたと思う
んですよ。」
「え！！どういうことでしょうか？」
「あのねえ、ビーフカレーのほう食べたんですけどねえ、なんか
いつも食べてるカレーと違う匂いがしましてねえ。それにご飯も
なんやベターッとしてまして。それに、付いてるパンのバターが
溶けてしまってて。」
「外国で作られたカレーだからじゃないでしょうか？」
「いや～、あれ腐ってた！」
「でも他に、ご飯で気分悪くなってらっしゃる方もいらっしゃいませんし・・・
それに、機内食は冷凍されてるものを機内で解凍してる
んです。そして、カートはギャレーにセットすると奥から
冷気がでてくるので冷蔵庫のようになってるんですよ。
たぶん、先ほどの揺れでご気分が悪くなってらっしゃる
んだと思うんです。」
「いや、ほな、私らのんだけ、腐ってたんです。」
機内食というのは・・・・・実際はすっごい保存料が使われているし、
すっごい量の保存料のスプレーがふりかけられている・・・らしい・・・・
それは、飛行機の出発が遅れたり、途中で他の空港に寄って
また出発・・なんていう非常時にも、食べ物が腐らないように・・・
というためである。
一回、機内食工場で働くおばちゃん達が乗って来たことがあるが、
先輩達から聞いていた通り、おばちゃん達は誰一人として、一切
機内食を食べなかった。（いつも見ているからというのもあると思うけど）
そして、私の同期や先輩達の中にも、一切機内食を食べない人が
いる。彼女たちは、保存料にアレルギーが出る人たちで、機内食を
食べると、肌が荒れたりじんましんが出るのである。
だから、私は１０年近く働いてるが一度も、機内食が腐っていた
経験はない。刺身であろうと、１３時間のフライトに耐えるのである。
まあ、そんなことをお客さんには言えないけど・・・
（飛行機に乗る予定がある人、ごめんなさい・・・）
パーサーに相談することにした。パーサーもおなじような理由で
「そんなことは有り得ない！私は３５年働いてるけど腐ってたことなんか
一回も無い！」
と言っていた。が、一旦「腐っている」と信じこんでしまっている
お客さんにどう説明しても「腐っている」と思い続けるだろう、という
ことで、そのご家族には謝罪し、５万円分の旅行券を差し上げた。
そんな機内食は、ついでに言っちゃうとカロリーがすっごい高い！
それは、飛行機が墜落した際にも乗員乗客達が飢え死にしない
ため・・・であるらしい。一食で、大体一日分のカロリーを摂取できるように
してあるらしい。先輩が乗せた、機内食工場のおばちゃんは、
「ご飯に油を通しておく」と言ってたという。。。
そんなに体に悪いものを、一ヶ月に２０回は食べる私たち・・・・
大丈夫かなあ？？？