あんず とのお別れ
かなり長くなります~

亡くなった子のお別れに
他の子を連れて行く事には
賛否両論あると思うし、
亡くなった子の写真にも
不快な方はスルーして下さい

インスタも並行して書いてますが
亡くなるまでの経過や
お別れの経緯は長くなるので
ここでじっくり書こうと思います

これからもフトアゴの繁殖は続けていきたい

今後また直面してしまうお別れのとき
ブリーダーとして行き詰ったときに

自分も「今の私」の気持ちを読み返せるように

残しておきたい


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あんずの吐き戻し?かは不明だったけど
3匹同居の女子ハウスに吐き戻しがあり
同時に無精卵を産み始めてたのがあんずで。

吐き戻しもあんずだと確信した翌日から
連日病院へ通い注射をし
お腹をマッサージしたり温浴したり、
スポイトで流動食を飲ませたりの
毎日が始まった
でも産卵は良くて3個
産めない日は0個

土曜日は虫の知らせだったのか
全く産まないのに、いきんではグッタリする
あんずの様子が心配で
一晩中、様子をみていた
普段は部屋の電気やテレビがついてても
ケージの電気が切れると爆睡のフトアゴ達
なのにあんずだけは
寝てる時間も急にいきみ出したりしてた


日曜日。
この日はいつもと違くて。
注射の後、待合で急に「くわ~」っと
苦しそうに口をあけて、
数秒だけどそれを何回か繰り返してた

注射はいつもと違う先生で質問しても
聞きに行ってからの返答で
深い質問ができなくて、少し不安を感じてた

どうしてもいつもの院長にも診てほしくて
会計口で状況を話して、再診してもらった

でもその時はどういうわけか
あんずはシャンとしてて。
先生へ、今後の対策、
開腹手術の危険性や費用の話
推測される原因なんかも聞いた

体内のカルシウム不足すると
陣痛が起きにくいそう。
体内の違和感と膨張感で
「出したい」感はあっても
体が機能してくれない
だから注射で子宮の収縮剤と
カルシウム剤を入れてるとのこと
あんずが鳴いた事件も話し
温浴でものすごくいきんで
おならをいっぱいした話しもした

投薬からの日数考えて
来週半ばまで注射で様子見
まだ、注射で産めるかもしれない。
との話だった
いつも淡白な先生が
「早く全部産んで、ご飯食べられるといいね」
って、あんずに声をかけてくれて、
すごく嬉しかったし
産卵を期待して病院を後にした

帰宅後も温浴マッサージ、流動食
徹夜明けの私は1時間くらいウトウトしつつも
ホッカイロ挟んだタオル越しにあんずを抱いて
添い寝。
いきんだり、変な呼吸をするたびにヒヤッとした

その後、ケージに戻すと
何とか自力で移動もしてて
大丈夫そうかな?と思ってしまい
どうしても顔を出したいライブがあった私は
4時間ほど外出してた

帰宅後すぐにあんずの元へ。
こちらにお尻を向けていたので
最初は亡くなったとも思えなかった。けど
触れながら顔を覗き込んで、すぐ察し
病院で見せた苦しそうな呼吸をした時と
同じように口を開いたまま。
顔も上げたまま。
体もとても温かかった。けど
動かない体と瞳孔を見てても
しばらく信じたくなくて、温浴させたり
肺が動かないかな?ってさすりながら祈ってた

私のはちゅ飼育を
ずっとサポートしてくれている親友のノラ。
ついさっきライブハウスで
別れたばかりだったけど
泣きながら連絡したら
あんずに会いたいとすぐに来てくれた。

ノラもあんずのパパママの世代から
産卵、孵化、成長と
ずっと見てきてくれてる第二の母的存在

息絶えていると思えない位綺麗なあんずを
私は抱いたままで、
4時頃までノラとたくさん話をした。
一人じゃなくてよかった、本当に助けられた。
並行して、はちゅ友のジュン君にも連絡して
翌日、火葬場への同行も快く引き受けてくれた。

最後の時に一緒に居られなかった事を
すごく悔やんだけど
「大丈夫なフリをして」
私を外出させてくれた
あんずから私へのやさしさだったのかな?
なんて、今では思ったりもしてます。

本当に可愛くていい子だった

女子組の中でボスっていうか
お姉さん的な存在感だったあんず

一回り小さい紅葉が
お腹空いてて仕方ないモードだと
ご飯の順番も譲って待ってたり

最近は、私が先にご飯食べ出すと
ケージの手前まで出てきて
私の口の動きに合わせて
口をパクパクさせて、ご飯をせがむ技まで
身につけたりしてた


日光浴で外に出て
他の子が空に怯えてビビってると
近づいてって一緒に居たり。

何かにつけてお姉さん度を発揮してる様に
私の目には映ってた。


翌、月曜日。お見送りの時。
は②へ続きます。