【世界選手権特集③】キム・ヨナ“オマージュ・トゥ・コリア”初公開(記事:4)
■金妍児が新フリーを初公開、「すっきりした気分」
フィギュアスケートの世界選手権(ロシア・モスクワ)で約1年ぶりの公式戦復帰を果たすバンクーバー冬季五輪女子金メダリストの金妍児(キム・ヨナ)が、26日(モスクワ時間)の公式練習でフリーの曲「オマージュ・トゥ・コリア」に合わせ調整を行った。
この日の練習で初めてフリーのプログラムを公開した金は「すっきりした気分を味わった」と満足感を示した。
「オマージュ・トゥ・コリア」は韓国民謡の「アリラン」をベースにした曲。フリーの演技の見どころについては「最後の部分がポイント。アリランのメロディーに合わせてスパイラルを披露する」と紹介した。韓国の伝統舞踊の動作を現代的にアレンジした動きを取り入れたり、より豊かな感情表現ができるよう工夫したという。
プログラムの構成が昨シーズンとやや異なることについては「ダブルアクセルを2回以上跳んではいけない。トリプルコンビネーションジャンプを一つ減らして規則に合わせたが、大きな影響はないと思う」と説明した。
女子フリーは30日に行われる。29日のショートプログラム(SP)ではバレエ「ジゼル」の音楽で滑る。
2018年平昌冬季五輪誘致委員会の広報大使を務める金は「世界選手権で良い成績を収めることで力になれるのではないかと思う。気分を楽にして滑りたい」と意気込みを語った。
[2011年4月27日09時42分 聯合ニュース]
■キム・ヨナ、哀切なアリランの旋律「オマージュトゥコリア」
キム・ヨナがアリランを土台にした韓国の音調を背景曲に選んだと発表した後、あちこちから懸念の声が出てきた。海外審判が果たしてアリランに感動を受けるかという部分が問題だった。
27日に発表された「オマージュトゥコリア」はこのような心配をぬぐい去った。明らかにメロディは韓国音楽だが、クラリネットやバイオリンなど楽器の使い方や和音の借用などが現代西洋音楽と脈を同じくする。アリランの切ない感じはそのまま生きている。
4分10秒の音楽のうち一部にはハミングが挿入された。ショートプログラムとフリープログラムでは歌詞のある曲を使うことはできない。このため一部フィギュアファンは「人の声が入ったので減点されるのではないか」と心配する。しかしハミングは意味のない人の声で減点要因ではない。
「オマージュトゥコリア」はミレニアムシンフォニーオーケストラのソ・ヒテ団長をはじめ、MBCのチ・ピョングォン音楽監督らダウルプロジェクトにいる音楽家らが編曲に参加した。
[2011年4月27日11時29分 中央日報]
■キム・ヨナ'オマージュ・トゥ・コリア'初公開…"感動をプレゼントすること"
“胸がポンッと開くような気持ちになるれますよ。”
キム・ヨナが、‘世界フィギュアスケート選手権モスクワ2011’のフリーで演技するフリープログラム‘オマージュ・トゥ・コリア’を、27日(韓国時間)モスクワ(ロシア)のメガスポーツアリーナで行われた公式訓練で公開した後、ファンたちに‘感動’を約束した。
‘オマージュ・トゥ・コリア’は、韓国の伝統音楽‘アリラン’を元に用意したフリープログラムで、キム・ヨナの振付けを担当しているデヴィット・ウィルソンコーチの作品である。アリランの旋律と共に流れるキム・ヨナの演技を見ることができる。
キム・ヨナは、29日のショートプログラムでバレエ曲‘ジゼル’を演技した後、30日のフリースケーティングで‘オマージュ・トゥ・コリア’を披露し、大会2度目の優勝に挑戦する。2018平昌冬季オリンピック誘致の広報大使を務めているキム・ヨナは、“今大会で良い成績を出すことが平昌誘致に役に立つと思う。 偶々‘オマージュ・トゥ・コリア’を選曲したが、いろいろ合っているようだ”とし、選曲と大会への意気込みを伝えた。
キム・ヨナは“ジゼルに劣らず楽しみにして下さったので少し緊張したが、滑っているうちに慣れてきた”とし、“初日練習の序盤に少し揺れたので、今日も少し揺れる気もしたが概して満足している”と練習の感想を述べた。
韓国的な踊りが加味されたことについては“ウィルソンとユーチューブで踊りをたくさん見た。それをリンクで同じように表現することは難しく、現代的な動作に置き換えて感情表現をより多くしようと考えた。動画をたくさん見てプログラムを繰り返し練習した”と語った。
昨シーズンよりもプログラム構成が若干変わった点については“ダブルアクセルを二つ以上跳んではいけない”とし、“従って、トリプルコンビネーションジャンプを一つ減らしてルールに合わせた。 大きな影響はないと思う”と説明した。キム・ヨナは、昨シーズンのフリースケーティング曲‘ジョージ・ガーシュウィン: ピアノ協奏曲ヘ長調’のプログラムで駆使したダブルアクセル+トリプルトゥループのコンビネーションジャンプを今回トリプルサルコウ+ダブルトゥループのコンビネーションジャンプに変えた。
新しいプログラムに接した振付け師のデヴィッド・ウィルソンなど外国人の反応については”韓国の音楽という感じではなく、胸がジーンとして感動的だという意見が多かった“とし”韓国の人々の感じ方と似ている“と明らかにしたキム・ヨナは、“プログラムの最後の部分がポイントだ。アリランの音楽が流れながらスパイラルをする時、胸がポンッと開くような気持ちになれるだろう”と自信を表した。
[2011年4月27日11時01分 mkニュース]
■「韓国へのラブレター」金妍児、アリランを選曲
バンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダリストの金妍児(キムヨナ)(韓国)が、26日に行われた世界選手権の公式練習で、韓国の伝統音楽「アリラン」を使ったフリープログラムを初披露した。
冒頭で、高さとスピード感あふれる得意技の3回転―3回転の連続ジャンプを見事に決めた。アリランのメロディーを使いながらも西洋風にアレンジされた曲の緩急に合わせ、メリハリのある演技も披露した。
母国の伝統音楽を選んだ理由について「これまで応援してくれた韓国へのラブレターという意味で決めた」と説明。1年ぶりに競技に復帰することについては「五輪(の優勝)で全ての目標を達成したが、新しいキャラクターとプログラムを見せたいと思ったから」と話す。
[2011年4月27日19時52分 読売新聞]
▼公式練習‘オマージュ・トゥ・コリア’(完全ノーカット)①
▼公式練習‘オマージュ・トゥ・コリア’(完全ノーカット)②
▼公式練習‘オマージュ・トゥ・コリア’(完全ノーカット)③
▼公式練習後インタビュー
▼KBS1ニュース
▼MBCニュース