大好きだったよ。 | 彩色兼美ーさいしょくけんびー

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生年月日よりわかる【あなたの生まれ持った資質・人生の流れ】鑑定セッションをご提供しております。

 

大切な友人の

大切な家族である猫ちゃんが

虹の橋を渡りました。

 

・・・・・・・・・

 

私はこの家で

3人(1匹と2人)を

見送っています。

 

最初は

13歳だった

シェットランドシープドックの女の子

モモちゃん。

 

当時、結婚はしていたけど

まだ子供はおらず

父は単身赴任で

母も私も(夫も)仕事をしていて

母は翌日大事な予定があったので

 

最後の夜となったその日

この家のリビングで

一晩付き添ったのは私でした。

その時30歳くらい。

 

真夜中、全てを見届けてから

母を起こしたっけな。

 

あの子は

私が17歳くらいの時に

飛行機で博多のブリーダーさんの

ところからやってきて

 

初めて対面した時は

飛行機の貨物のお部屋が寒かったのか

いつもと違う環境で緊張したのか

うんちまみれで

 

タオルに包んで

車に乗せて羽田から千葉の自宅まで

父の運転で帰ってきた記憶があります。

 

一人っ子の私には

妹のような存在で

母にしてみれば

子どものようだった。

 

父はモモを迎えに行った年から

33年後、やはりこの家の

自分のお部屋で

最後を迎え

母と私でその瞬間に

立ち会い

 

母はそれから6年後

やっぱりこの家の

自分の部屋で

あちらの世界に旅立っていった。

 

その瞬間を見届けたのは

私と初孫である息子。

 

でも息子は

自分がきた時にはもう・・

と言っているので

本当の最後は

私1人が看取ったのかもしれない。

 

・・・・・・・ 

 

でも

何度経験しても

悲しいものは悲しくて

友人の大切な猫ちゃんのことも

悲しくてたまりません。

 

リアルに会えたのは

3回くらいだったかな

 

オンラインでは何度も何度も会えて

そうだ、録画も残っているかもしれないから

それは残しておきたいな

 

 

・・・・・・・・

 

モモがあちらに行ってから

27年くらい。

父があちらに行ってからは8年目。

母は、この夏3年目を迎えます。

 

そうだな

でもね

いつでもここにいるようです。

 

モモの記憶は少しづつ遠くなっているけども

あの子の優しいお顔とか

父と私と一緒に散歩中

それは嬉しそうに尻尾を振りながら

土手を走り抜けていたこととか

 

思いを馳せると

その瞬間

今ここに一緒にいてくれるような

気持ちになります。

 

最後、夜中

ちょっと苦しくて

見ている私も苦しくなって

水を飲みにキッチンに行こうとすると

モモの視界から外れてしまい

 

そうすると

もう動けない身体で

一生懸命、目だけ動かして

その一瞬だけ意識が

ちょっとしっかり戻ってきて

私を捉えると

ほっと安心したような

感じになっていたことは

忘れられない。

 

そんな時にでさえ

尻尾をちょっと振って

私に気持ちを向けてくれていたこと

 

あの真っ直ぐさで

全身で、愛を送ってくれていたことを

思い出すのです。

 

・・・・・・・・・

 

まだ若かった私は

それからしばらくは

ちょっと引きずってしまったけど

 

でも、それも

やがて大切にこの身体の中に

折りたたまれて

今もここに

ひっそりと

息づいています。

 

・・・・・・・・・

 

うちには16歳半の

おじいちゃん犬がいるので

そしてその下には

10歳のおじちゃん犬も

控えているので

私が先にどうこうない限りは

この子たちの最後も

見届けることになるのだろうと

思います。

 

 

 

 

 

母にも

もちろん悲しさや寂しさは

今も毎日感じるのだけど

 

見送ることのできる幸せというのも

あるのだろうな、と

ちょっと時間が経って

思うのです。

 

とはいえ

今も寂しいし悲しい。

それとはきっと

一生付き合って行かないと

いけないと思うのだけど

 

最後を見届けられること

見守ってもらいながら

あちらに旅立てるということは

 

やっぱりそれは

有り難く

幸せなことなんだろうと

時間が経って

思えてきたりします。

 

いやでも

やっぱり毎回悲しいよ。

 

だって

大事だったし

可愛かったし

大好きだったからね。

 

本当に

ありがとうね。

 

うちの子達がそちらに行った時は

一緒に遊んであげてね。

 

大好きだよ。

ずっとずっと

大好きだよ。