色とりどりのお花と一緒に
煌々と だけど 少しだけ寂しげに
オレンジ色の大きなお花。
その一輪のオレンジ色はいつも
その場所に静かに置いてありました。
そのお花が、 そうしていたいと
願ったから。
だけど、そのオレンジは知っていました。
自分のオレンジ色は太陽に近い色。
知っていても 勇気を出さないと
ずっと バケツの奥。
勇気と決断が 太陽のもとに
オレンジ色が輝く 機会に
そう、それがきていることも
あなたは知っている。
そして、陽の光に近づくにつれ、
お花は気付くのです。
バケツの中の周りのお花から
勇気をもらっていたこと
お水から生命を与えてもらっていたこと
人工の光からでも元気を頂いたことに
全てに感謝して バケツから
お店の1番前へ
次は そこからもっと明るく
そのオレンジが引き立つ世界へ
あなたは もっと 光り輝く…
私は とても楽しみなのです。