【リンパドレナージュの歴史】
リンパドレナージュは、
20世紀にフランスのエミール・ヴォッダー博士(フィジカルセラピスト)と
彼の妻エストリッドが開発しました。
鼻炎で悩む患者が訪れたときに首周辺のリンパ節が腫れていることに気づき、
マッサージしたことで症状が軽減。
そこから研究を重ね、停滞しているリンパ液を排出(ドレナージュ)する技術を開発した
と言われています。
その効果から、
フランスの医療現場で、ガンの術後の患者さんへのリンパ浮腫の治療
に用いられるようになり、ヨーロッパ各地に広まっていきました。
日本では、2008年に医療従事者が行うリンパ浮腫のケアが保険適用されています。
【リンパドレナージュとは?】
リンパ液の流れに沿ってトリートメントすることにより、
リンパ液の流れを活性化して身体にとって
不要な老廃物や異物の排出をスムーズ
にし、
リンパ液を滞りなく排出できるように働きかける手法です。
「リンパドレナージュ」はフランス語で「リンパ排出法」という意味です。
【リンパとは?】
リンパは、
「カラダの下水管」
「カラダの防御機構」
「血液のサポート役」
であり、
●老廃物や異物を運ぶ
●栄養素を血管に戻す
●ウイルスや細菌など異物の進入からカラダを守る
など、人の健康維持にとても大きな役割を果たします。 しかし、疲労や寒さ、ストレス、生活環境などによって流れが滞りやすくなるという性質も併せ持ちます。
リンパの流れが滞ってしまうと、健康面だけでなく、美容面にも悪影響をおよぼしかねません。
リンパを知り、ケアを心がけることでより良いカラダ環境を目指しましょう!