20代の頃、

地元の若い人たちが集まったボランティア活動で

ゴミ拾いや児童施設の整備に参加させていただいていました。


同世代の方が多かったこともあり、

社会奉仕とかいう崇高なものではなく

楽しかったのもあります。


震災があり

いわきはしばらく屋内退避区域でした。


ライフラインが不通で、

経験したことがない、福島第一原発の水素爆発への恐怖もあり、

愛犬を連れて県外に避難していました。


いわきに戻ってからは、

翌日からいわき市の支援物資仕分けの手伝いに行きました。


私たち20代30代の人間が動かなければいけないという

自分に課した義務のような気持ちでした。


手を差し伸べよう、ではなく

こんな手で役にたつのなら、差し出そう、と。


その後は、

被災ペットシェルターのボランティアに参加させていただいていました。


お手伝いさせていただいていた団体さんは、

SNSで中傷を受けることもあった団体さんでした。


当時書いていた個人ブログには

「その団体は悪徳ですよ、悪徳団体に加担するんですか」と

知らない方からコメントが入ったりしました。



私は、被災ペットを助けたい気持ちで

その団体さんに保護してもらえた犬猫の世話をするということで

自分の目的を遂行するために、

その団体さんを利用した、ということです。


そこに、人の手を必要としている犬猫が居ることにかわりはありません。


そんなコメントをしてきた方たちは、被災ペットたちのために何かしてくれたんだろうか・・・、

たった1匹でも、実際に現場から救ってくれたのか・・・、


自分で怒りの感情を持つのは勝手だけど

それを知らない人に押し付けコメントするのは良くないね。

と、私は思うんだけど。。。



結局その団体さんとは最後にトラブルがあったけど


でも、あのとき、お世話を手伝わせてもらっていたことは後悔していないし感謝しています。

あのとき自分がすべき・したい活動をさせてもらえたから。



福島県民でさえ、知る人は少ないと思うけど

いまも

帰還困難区域でレスキューを続けているボランティアさんたちがいます。


関東方面から、餌やりと保護に通ってくださっています。


もうすぐ4年です。

続けるって、ほんとに大変なことです。

何があってもぶれない目的があるから続けられることだと思います。


そのボランティアさんたちは

誰かにありがとうと言われないと続けられないという人は、恐らく一人もいないでしょう。

本物です。尊敬しています。


こんなわたしも

これまでの全てのボランティア活動のなかで、

誰かにありがとうと言ってほしいと願ったことは一度もありません。

やってあげたい、ではなく

やりたいことをさせていただくための場所を提供していただいていたという気持ちだからです。


ただ唯一、自分が代表になっての動物活動においては、

里親さんから「この子と出会わせてくれてありがとう」と言われると、

命の線引きをせざるを得ない状況のなかで、

ああ保護してよかった、と

うれしい気持ちはもちろんあります。


自分の目的をいかように達成するか

何がどうだからなんだの、

誰がどうだからなんだのってのは、

わずらわしいです。


けっきょく、やるかやらないか


目的に向かってやるのか

文句を言ってやらないのか

そういうことじゃないかな?と思います。


あとは、自分に合った場所をみつけるのも大事じゃないかなと思います。


この記事は、誰か特定の人に向けたものではないです。

数年活動してきて、活動していればまぁいろんなことがあって、

1か月ほど前から下書き編集をちょこちょこ繰り返し

最近頭のなかでモヤモヤ考えてることです。




動物活動以外にもたくさんの支援活動があるなか

私がやりたい活動をサポートしてくださっている皆様に

感謝しています。