ばぁちゃんの想い出 | 北海の悪夢~天下は我にあり

北海の悪夢~天下は我にあり

周辺で起きる様々な事に雑記。
数多の出来事に期待!

Amebaのブログに書き込むのが、久しぶりにも程があるくらいであるので、ちょっと長めに😁

さて、今日3月11日は、母方の祖母の命日。

祖母の家を中心に、母とその弟妹の家が建っているので、我々孫たちは祖母にはかなり可愛がられたものである。

小さい頃から、年齢をとって痴呆になって病院に入った大学生の頃まで、様々な想い出があるので、その幾つかを。

子供の頃、祖母が作るインスタントの『マルちゃんのみそ味ラーメン』がすごく美味くて、いつも作ってもらっていた。中に卵を一個いれるのがまた美味さを引き出すのだが…今自分で作っても同じ味のはずなのに、あの頃の方が美味く感じるのはなぜだろう⁇

家の周りの道が真っ暗だったので、柔道の稽古の帰り、バス停から歩いて来る俺を懐中電灯で照らしながら、待っていてくれた。
ある日、懐中電灯の光が見えなかったので、「ばぁちゃん、夜遅いからもう寝たのか。」と思いながら、チョットビビりながら(この頃からオバケなど怖いと思ったことなく、夜は人も歩いてる事がなかったが、天敵の犬が離れて夜近所を歩き回って、吠えてくるのがものすごく嫌だった💦)家に向かって歩いていると、暗闇から小さい声で「おかえり…」。飛び上がって驚きながら見えたのは、手に電池の切れた懐中電灯をそれに気づかずにこちらに向けて持っていた、ばぁちゃん😰
ばぁちゃん…ばぁちゃんには明るい方から歩いて来る俺は見えても、暗い方に向かっている俺からはばぁちゃんの姿は見えないんだよ😓

高校の時の夏休み、両親が旅行、姉が大学のサークルの合宿で1週間くらいいなかったのを良いことに、部活帰りちょっと遊んで最終列車で23時頃帰宅。既に早寝の祖母の家の電気が消えていたので、家に入って二階の自分の部屋で寝転がって数分後、下で呼び出し音が…。「何だ⁇」と思って降りて鍵開けると、祖母がいて「晩ご飯食べたかい⁇」
ばぁちゃん…こんな遅くまで何も食わない訳ないべや😖

大学時代、正月に帰省して、仲間達と小樽に飲みに行って、始発で余市の家に6時頃に帰ったら、まだ家は両親は寝ていて真っ暗。鍵もないし起こすと親父は怒りそうなので困っていると、祖母の家に電気。「そっか、ばぁちゃん達もう起きてるか‼」って、入って行って、少し寝かせてもらおう…としたら、「おなかすいたっしょ‼」と言って、『マルちゃんのみそ味ラーメン』。これがばぁちゃんが作ったのを食べた最後となった🍜

祖母が亡くなって6年半後、祖母の子供の中で一番性格が似ていて頼りにしていた母が、子供の中で一番先にあちらに旅立って行った。今でも二人で生前「飲んべえ」だった祖父を呆れた顔で見ているのだろうか⁇

3月11日は、震災で多くの人々が不幸になって、今でも大変な思いされている方々がたくさんいる。
俺の友人にも、乗り越えて前向きに生きている人も何人もいる。

我々には、まだまだ色んなことができる。幸運なことに、頑張る力が残っている。

だから、好きな事やって、楽しくいこう😃
子供と孫のことしか頭になかった祖母の分まで👍



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