髪を「梳(す)く」ということを解説してみる。 | ※過去記事であり、メインブログではありません※ヘアサロントラヴィス店長/松下由樹のアメブロ

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髪を「すかない」「削がない」COCドライカットは、綺麗な髪づくりを目指す方には欠かせない技術です。自分の髪質を最大限に生かすことで、より魅力的になります。皆様の人生に携われる美容師を目指して頑張りますので、ぜひご指名ください。必ず素敵にします!

こんにちは。

松下です。

 

 

 

最近、前に書いたエントリー



「梳かない」技術で作る、ヘアスタイル


の閲覧数が、かなり高いです。





やはり、みなさん気になるところなのでしょうか?




毎月たくさんの「初めまして」のお客様を

担当させていただくのですが、

みなさん髪の悩みを抱えていらっしゃいます。




その中に

「パサつく」

「髪が引っかかる」

 

「絡まる

という悩みを抱えられている方は多いですね。

 

 




これらの原因は、いくつか考えられますが...。

 

 

 




お話を聞いていく中で

「梳(す)かれてから、絡まるようになった。」

という方が、割と多いです。





せっかく、

 

お家でのケアもしっかりして

トリートメントも毎月しているのに


なかなか髪が綺麗にならない...。

 



それは、ちょっと悲しいですよね。

 

 



そもそも髪を軽くするための技術

「梳(す)く」

って、どういうこと?

 




簡単に説明したいと思います。

 

 




<髪を梳(す)くとは>

 


基本的に、毛量を減らす技術のことを言います。




使うのはこの...

 
 
 
 
 
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「すきばさみ」と呼ばれる道具ですね。

(セニングともいう)
 
 
 


刃の部分は特殊な形状をしています。



通常のハサミと違い、

「切れる毛」


「切れない毛」

が出来るのが特徴です。
 



この道具を使うことで、

髪の量を減らすことができます。



では、どのように使用するのか?

見てみましょう。
 

 

 

(gifで表示されますが、見れますかね?)
 
 

こんな感じです。




<ボリュームを取りたい部分>

<軽くしていきたい部分>
 
に使用します。
 
 



梳きバサミのメリットは、

スピーディに、髪の量を減らせること。
 
 

しかしこの、すきばさみが髪にとって

デメリットをもたらす場合があります。
 



<デメリット>

①過度に梳きすぎる事で、毛先が絡まりやすくなる。
 
毛先が極端に細くなり、絡まる。
 
髪をとかすのに時間がかかってしまう。
 



②髪質によっては合わないことがある。

 
梳きバサミを使うことで、

髪の中に、短い毛をたくさん作ることになります。


 
中にたくさん出来てしまった短い毛が、

髪をどんどん押し上げていきます。
 
 
結果、ハチ周りが膨らんだりします。



「ボリュームが気になるから、梳いてほしい」

と頼んだ。


たくさん梳いてもらった結果、あれ?
 
なんか膨らんでしまった...。
 
 


このようなケースは多いです。
 
 
髪質の見極めが重要ですね。
 



上手く使用すれば、非常に便利で

効果的なアイテム、セニング。




しかし、使い方を間違えると

悪い事態を引き起こす事もあります。



正しく使うことが大切ですね。




ちなみに僕も全く使わないわけではありません。



お客様が求めるデザインを作る上で、

必要と判断したら使います。



まぁ、基本的には使いません。
 
 
 
 
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みなさんに喜んでいただくために、日々勉強が大事ですね。


今後も精進していきたいと思います。





※ちなみにスタイリストデビュー当時は、
 
派手にカッコよく切ったほうが

喜んでもらえるのかと思い...

 
 

 

 

 


 
夜な夜な、「カリスマっぽい切り方」を

研究していました。





ははは。

 
もちろん、今はやりません。笑