タイドラマニラの復讐~美貌に隠された秘密~


性転換×略奪愛×不倫!タイ発、ド肝を抜く衝撃の泥沼愛憎劇

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2019年タイのGMMTVで放送されると人気が爆発!ゴールデンタイムに放送され、第1話の視聴率タイ第一位!
タイドラマの魅力に引きずり込む、先の読めない衝撃の復讐劇!!

【ストーリー】

裕福な家庭に生まれたニラ。父は不動産開発で大成功を収め、母は人気モデル。しかし、金に物を言わせて酒と女に溺れる父は、「男のくせに女々しい」と幼い頃からニラを叱り、ニラを庇う母に暴力を振るっていた。母は常にニラの味方で、女の子のような息子を咎めることはなかったが、父の妹である叔母も事ある度にニラに手を上げ、母以外でニラに優しく接してくれるのは叔母の夫のチャットだけだった。そんななか父のDVから逃れるため、母は幼いニラを連れてロンドンに渡る。数年後、母の応援もあり、ニラはロンドンで性転換手術を受けるが、その矢先、運転中に父から嫌がらせの電話を受けた母が、ハンドルを切り損ねて事故死してしまう。
月日が過ぎたある日、タイの空港に降り立った一人の美しい女性。それは生まれ変わったニラの姿だった。そうして幕を開けた怒涛の復讐劇!幼い頃から思慕の念を抱いてきた叔父を、憎き叔母から略奪。ついには美貌を武器に父に近づくニラ。女たらしの父は息子とはつゆ知らずメラメラと愛の炎を燃やし...。想像を越えた禁断の愛憎関係。最後に待っていた驚愕の結末とは!?





最近、タイドラマの話題を耳にするようになりましたが、このドラマを見てみて話題になるのもなるほどな…と思いました。


「度肝を抜く衝撃の泥沼愛憎劇」となっていますが
韓国ドラマのドロドロ系を視聴してる方でしたら
それほどドロドロには感じないと思うし、あっさりに感じると思います。
まぁドロドロ系の描き方なんて、この程度でいいんだろうな…って、このドラマ見て思いました。







簡単に感想を


ニラの父親が、まぁゲスいんですよね。
何かとニラに手を出そうとするんだけど
その度に「それ性転換したお前の息子な」とツッコミながら見てたわ。



ニラが芸能界入りを手助けしてくれる2人がいるのですが、この2人もトランスジェンダーなのですが、このお二人と後に「家族」と呼べる大切な存在になります。
そして、このヨドイとベントンのシーンが楽しくて、出てくるのが楽しみでした。










ラスト数話でいろいろな真相が明かされる怒涛の展開となります。


最後の最後に、ニラを追い詰めたのはチャットの言葉だったと思うんですよね。
そしてチャットの性格や存在そのものが、ニラを追い詰めていたように思います。

チャットって、ずっと自分で物事を判断したり、決断することから逃げてばかり。
ズルズルと状況に流されてばかりだし
「僕はこんなこと望んでないのに…(薄ら笑い)」そんな感じを毎回決め込むような呆れたヤツでした。



チャット、今のニラを肯定し
 帰ろう、チビ君
 その過去は愛されたかったんじゃない
 愛されてる事を伝えられなかった僕らが悪い
 君は悪くない
 ママがいなくても帰る家はある
 僕らがいる
って言うんだけど
なんかね…隠して否定した根っこの上に
ニラとして称賛をしても
崩れるだけなんですよね。



それより
チョムタワが「私のニラ」と呼ぶんですよね
いなくなった息子の名前ではなく
その方が、よっぽどニラを理解した言葉だったと思うんですよね。


ベンジャン医師の「私は君を愛しているし、彼も君を愛している」という、優しさに満ちた言葉の方がよっぽどニラの支えになったよね。




チャットの言葉って、いつも自分本位なのよ。
ドラマ中、1ミリも成長しなかったわ。
最後の最後まで顔だけのチャットでしたわ。









そういえばドラマの中でニラがチャットにバラを差し出し

そのバラの花びらにチャットがキスをする…という場面があるのですが
それはチャットほどのイケメンがするから映えるのであって
一般市民の普通の男性がやってもただキモいよな…と思いながら見ていたわ。
(元夫なんて面白がってこういうの真似するんだけどさ、顔面が残念なオトコがしてもキモいだけなんよ)









チョムタワは
泣き叫ぶ子の前で遅すぎても伝わるように呼びかけるんですね「ニラ」と。
ありのままを受け入れて「ニラ」と娘を呼ぶのです。

チョムタワは
 理解することができなかった
 普通と違うのを喜ぶ父親はいない
 差別されるのが心配だった
 変えようとしたのは守りたかったから
 苦しむ姿は見たくなかった
父親としてそんな風に心配していたんですね。
でも過去の映像を見る限り、残念ながらそんな思いは伝わらなかったですね。







ニラ
自分で決めた、なりたい自分、美しい自分に…
そして誰よりも苦しんだのに
皆を苦しめたと
お伽話のような幸せはどこにもなかった
間違えた自分を許せるまで1人で自分を見つめる
そう自分を罰するニラ







ベンジャン先生の家族の食卓にはニラの席
ベンジャン先生の家が、最後までニラを迎える体制だったのが、暖かくてホント救いでした。
帰る場所は、そこしかないと思ってずっと見てました。
ニラがもし帰ってこれたその時は、チャットではなくてベンジャン先生の所に戻ってきて欲しいな。
いや〜フィルター外して冷静になって考えたら、絶対にベンジャン先生の方がいい男だって気付くはずですから。
私にとってベンジャン先生は、このドラマのオアシスでした。あと、ベンジャン先生の家政婦のオンさんとのシーンも心温まりました。









Yahoo!ニュースで出ていました。
ランロン役の女優さんです。
早く事件の真相が分かるといいですね。
ご冥福をお祈りします。