めちゃくちゃ骨太の映画でした。
スプロー島の過去の負の歴史、移民問題・選民思想・優生思想等の現在の闇など
臭いものには蓋をしたくなるような
国の負の部分を描いた映画でした。
登場人物達も魅力的でした
カールとアサドの2人のバディ関係、完璧でした最高
事件内容自体は胸糞悪いんだけど、バディが良すぎ
カールもやっと素直になってくれました
もうお互い必要だって分かったよね
カール、アサド、ローセ
この最強トリオが、総入れ替えしてしまうなんて…信じたくないわ
1934年から1967年までに
1万1000人以上の女性が
強制不妊手術を受けた
スウェーデンでもこんな歴史があったんですね。
ニーデと同じ立場だったら
そりゃ復讐したくなる気持ち分かるわ…。
この映画のモデルとなったスプロー島は、1921年から1962年まで実在した女性収容所です。
収容されたのは軽度の知的障害の女性、そして当時の基準で“ふしだら”とされた女性でした。
収容された女性の出所には、不妊手術の同意が条件だったそうです。
“ふしだら”な女性は優生学的に劣る存在とされていたのです。
忘れかけられた、国家ぐるみで行われた犯罪行為に対して、エンターテインメントの形でスポットを当てたのがこの「特捜部Qカルテ番号64」なのです。