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源行近のブログ

山陰の戦国時代を郷土史レベルで研究しています。主に人物や城跡が中心です。

出雲市斐川町阿宮にある城平山城、この城跡に存在していた毘沙門天はいまはどこに?

その毘沙門天を祀る場所が存在していたのです。城跡ではなく麓の別の山

城平山城案内板の近くから右の山へ登ります


夏なので少しだけ草がある道をくねくねと登ります


山頂からは南西方向の景色が見えます


ここに二つの祠がありました。
右側が毘沙門天で地元では毘沙門さんと呼び親しまれているそうです。
左側には大山智明大権現が祀られていました。

この祠は昭和36年に建てられたようでコンクリートブロック製です


大山智明大権現の方には「城平山大山智明大権現改築」の棟札が入っていました。
この二つの祠は元々城平山城にあったということになりそうです。

これによって葛西氏が毘沙門天を祀り武運を祈っていた事がわかります。そして楠木氏説にも一歩近づいたのでした。