2018Jan9th最上町の名ガイド逝く
大場康次さん。
85歳だった。
思えば
2009年から2011年まで
最上町観光協会のスタッフとして
働いていたとき、
赤倉温泉の活性化のために
「熊撃ちマタギとゆくカンジキの旅」
のガイドを
勝ってやってくれたのだ。
マタギのイデタチで
赤倉温泉駅で
お客様を待ち、
下車してきたお客様を
さっそく
「方言攻め」にする。
そして、
トロッコ橋を通って
万騎の原の雪原に入っていくのだった。
そこで、
お客様に
「お客さんヨー、この跡、分がっか?」
と
雪の上の
アニマルトラックを追うのだ。
エピソードがある。
2011年、東日本大震災があったときだ。
康んつぁんが、
自分の杉を寄贈し、
現在、
前浜の公民館にその杉が
大黒柱として残っている。
「虎は死んでも皮を残す」というならば
まさに
「ヤスは死んでも柱を残す」
のだ。
あのときのことは、忘れない。