2018JAN26やまがた最上町の雪のこと | 山形の達人presents人生は旅である 最上町より

2018JAN26やまがた最上町の雪のこと

【0126天気のこと0900】思う。

  この3日間は雪掻き三昧である。毎日が災害対応、でもあろう。
   さて、この雪。
    この雪は白いダムとして今、野山に積もっている。これが夏の飲料水となり、たゆまない川の流れになるのである。
    我が最上町は、少なくとも4500年前から人が住んでいる。竪穴式住居も多数あり、縄文土器の美しさは類い稀なる我が町のタカラである。
   あの当時、人々は冬をどう過ごしていたのだろう。おそらく半地下の土の上に囲炉裏をつくり、木の枝などを敷き詰めた上にクマやタヌキなどの動物の毛皮を敷いて暖房をとっていたのだ。
   これは北海道のアイヌに学ぶことができる。エミシもまた同じような生活形態をとってきたのだろう。
    食糧は秋に小国川を遡ってきたサケを干し、山のクルミなどを食べていたのだ。したがって米の不作の年でもその経験があって凌いできたのが、我が最上町のレキシなのである。
    だから、雪は乗り越えるもの、なのだ。