猫の室内飼い。 | ザツ猫日記

ザツ猫日記

猫飼いの、今昔ダイアリー。
ほぼ適当な、思いつきメモ。

猫の室内飼い」が、
まだあまり浸透していなかった
私の若い時期に、

知人のお母様が
飼い猫の「室内飼い化」に失敗して
大怪我をしたのを見てしまった。

必要があって、
家から出さない様にしてから
一週間くらい経ったところで

猫ちゃんは
ストレスが溜まり
パニックを起こし
飼い主の両腕を
激しく引っかき噛み付いた、
と言ういきさつだ。

外に逃げようとした時にでも
あわてて掴んでしまったのか、

包帯でぐるぐる巻きにされた
両腕の傷は見ていないが、

病院にかかるほどの重症度は、
猫を知っている人なら
たぶん恐怖を覚えるだろう。

猫のパニックと
猫の武器の爪と牙、
野性味の恐ろしさは
想像出来るもの

そんな被害を受けたにも拘わらず
当時の猫飼いとしてのご本人は

仕方ないこととして
猫を叱ることもなく、
ひたすら室内飼い猫化に
徹底されたようだ。

そうするところの理由を
私は聞いていないが、やはり

飼い主の社会的責任を果たす
と云うことだったと思う。

もちろん、その
猫ちゃんの為の行動でもある
のだから。

しかしながら、もし、
当時の若い私が当事者だったら

そのお母様の様な行動が
キチンととれていたか、と言うと
まったく自信がない。

まいペットに対する責任感は
その方とはかけ離れており

もしかしたら
自分の腕を傷だらけにした
まい猫ちゃんのことも
嫌いになってたかも…。

あの頃の私は、
今の社会にはあたり前の
まいペット社会に対する認識は
かなり希薄だった気がする。

すでに住宅密集地では、
完全室内飼いの必要性と
社会的責任感の必然性は、
同じ意味合いだったのかも…。
。(((〃_ _)σ∥