師匠!こんにちは。いつも楽しくブログを拝見しています。
土曜日の毒吐きで取り上げて頂きたい相談がありメッセージさせて頂きました。男女関係のお悩みにはドライと以前書かれていましたが、そんな師匠のご意見をぜひ伺いたくご連絡しました。
私は結婚して4年、年末に待望の子を授かり現在育休で乳児の子育て中です。産後不慣れな育児に追われながら、産後の割にはそれなりに良好な夫婦関係を維持できていると思っていました{とはいえ2年くらいレス。キスハグはあり)。
ところが、先日夫が動画を流したまま寝落ちしていたのでアプリを消したところ、横にLINEが見え、その日は夫に苛立ちが募っていたため出来心でLINEを見てしまい、多分不倫してることを知ってしまいました。(普段は携帯見ても何も良いことはない!と本気で思ってるタイプですが、魔が刺してしまった。。ほぼ黒なのは一人ですが、頻度・人数などは現状不明)
翌朝または週末にでも夫と話さねばと思いましたが、親友と話しているうちに、いざという時のために事実確認と証拠を集めた方が良いと思い直し、探偵・弁護士・夫婦関係に特化したカウンセラー等を予約。今後はカウンセラーとも話しながら自分がどうしたいかを整理、並行して探偵に不倫調査をお願いし(探偵にはお相手への内容証明送付と慰謝料請求を勧められている)、別居や離婚する場合のお金の話等や今後一緒に頑張っていくならいくで一筆書いてもらった方がいいのか等を弁護士に相談して、機を見て夫に話を切り出そうと考えています。
夫は元々束縛を嫌い自由を好むタイプで、出産後も結構一人で外出する機会(週3ジム、2週に1度の美容院、脱毛サロン、友人との飲み会、ごくたまに趣味に関わる一人旅行等)はあり、私も彼の希望は尊重していました。(私にもやりたいことあればやればと言ってくれる。多少は自分も子を見る気はある&シッターさん頼んだらと。) 
なかなかの高級取りでお金は家庭にもしっかり使ってくれますが、プライドは高く結構自分本位なことも多い人です。声を荒げるなどはしませんが、余裕がなくなると開き直るタイプ。夫婦の話し合い等面倒くさい話をするのが好きではありません。仕事柄交渉や弁護士さんを使うことにも慣れており、真っ向から敵に回したら怖そうです。
不倫は許せませんが、夫が不倫を一切やめ(出来るのかはかなりあやしいと思いつつ)夫婦を続ける気があるのなら、なんとか夫婦関係の再構築を目指していきたいと考えています。そのためには、不倫関係の清算と同じ方向に進むための話し合いが不可欠だと思いますが、本当のことをありのまま(携帯見ちゃって探偵雇って事実確認済み)伝えたら、そこまでするなんてと逆ギレして再構築どころではなくなる気がしてます。とはいえ、事実を疑っているのではなく確認済みなことは伝えないと、したしてないの押し問答でつまづきそうだし、こっちの本気度も示したい。夫にどう切り出すのが良いと思われますか?最初の話し合いが一番大事だなと思っているのですが。
普段はタイミングが合えばそれなりに話ができる人ですが、子が生まれてからはなかなか時間も取れないし、今回のような避けてきた話については2人だと建設的な話し合いができなさそうなので、夫が再構築する気があると確認できれば、それ以降は専門のカウンセラーさんなどを交えて話す機会を何度か作ることを条件にしようかなと思ってます。
正直、レスとはいえ夫の求めを拒んでレスが始まったわけでもなく(いわゆる嫁だけEDかも)問題提起をされたことがないので、生後3ヶ月の乳児がいるこの状況で不倫する人とパートナーでい続けたいか?という疑問もありますが、どういうテンションで不倫してたかにもよるしな、などと一人でグルグルしてます。夫が歩み寄る気がないなら、とりあえず別居して(勿論生活費は向こう持ち)子どもとの時間を大切にしつつ、良い方と縁があったら離婚して再婚するのもありかもな〜なんて妄想もしてます。
ぜひMAMARURUさんのご意見を参考にしたく、取り上げていただけると嬉しいです!
長くなってしまい恐れ入りますが、適当に切っていただいてかまいません。どうぞよろしくお願いします。

 

 

・・・というメッセージをいただきましたので、本日はコレを考えたいと思います。

思いますっていっても(以下省略)。

 

これまた久しぶりにザワつく内容のお悩みですなぁ。

 

旦那のスマホという、人類史上最悪のパンドラの箱を開けちゃいましたかー。

まさに百害あって一利なし、なんですけどねー。なんで開けちゃうかなー。

とかいったところで、開けてしまった今ではタラレバなので、言ったところで何の意味もないんですけどね。

 

さて、イロイロと長文でいただいてますけども、結局のところ、不倫・浮気についてはひとそれぞれの考えがあるので、なんとも言えません。

って、ほらね、ドライでしょ。

 

まず前提として、ワタクシは不倫・浮気を肯定も否定もしないニュートラルな立ち位置にいると思っております。

ロンモチそんなもんしないですむならしないほうがいいですし、しない人はしないけど、する人はする、ただそれだけ、です。

 

とはいえ、浮気なんて絶対絶対絶対絶対ぜーーーーーったい許さない!!!死ぬまで許さないったら許さないーーーーー!!!きぃぃぃぃぃーーーー!!!という考えの人もいれば、たかが浮気ごときでそんな大袈裟な、という考えの人もいるわけで。

 

これだけ不倫は悪ですよ、浮気はしちゃアカンですよ、とみんな頭ではわかっていて、バレたらめちゃくちゃ叩かれて、ヘタしたら社会的地位も名誉も収入すらなくなるかもしれない、ということもわかっているのに一向になくならない、というのも事実です。

それだけ不倫は中毒性がある、ということなのでしょう。

 

ちなみに、夫が浮気をする時期の第一位は、妻が妊娠出産のとき、だそうですよ。

まったくオトコというイキモノはしょーーーもないイキモノっすね。

 

そう、浮気って人類誕生以来なくなったことのないオトコの本能なんだと思うんですよ。

だって1000年も前の平安時代に、夫の浮気をぼやきまくって恨みまくった「蜻蛉日記」なんてものが残っているくらいですからねぇ。(一夫多妻の時代のハナシですけどもね)

1000年前からあった男の浮気は、きっとこの先1000年経ってもなくなりませんぜ。

 

そして一回でも浮気している旦那は、今回とっちめたとしてもまた浮気します。(言い切った)

少なくとも、ワタクシの知り合いや友人(♂)で浮気は一回のみ、というヤツはいません。みんな繰り返してます。

妻にバレないようにするだけの知恵があるかどうかの差だと思ってます。

 

浮気する夫の数だけ浮気された側の妻もいる、ということなわけですが、されたあとの妻の反応は様々です。

揉めたあとはモトサヤになって今はそれなりに仲良くしている夫婦もいれば(でもレス)、レスにすらなっていない友人もいれば、(イヤイヤらしいですけど)、相手のオンナに慰謝料請求して(でも実際に払ったのは夫)今でも浮気していないか疑心暗鬼で牽制球投げまくっている妻もいれば(でもやっぱり浮気はやめてない)、探偵雇って証拠は握ったものの経済力の問題で離婚したくてもできていない友人もいれば(現在も恨み辛みでひどい形相)、旦那がふたまわりも年下のおねーちゃんと浮気して(浮気というか本気)妻に離婚したいと言い出しまさに今渦中にいる友人もいますし(絶対に離婚してやらないのが最大の復讐だと息巻いてます)、夫から性病をうつされて泣きながら子供の服を熱湯消毒したという妻もいますし(実母)、夫が隠し持っていた大人のオモチャに「ばーか」と書いた知人もいますし(マジでバカ)、夫が隠し持っていた今度産むを見つけても見て見ぬふりをした妻もいますし、旦那はATMと割りきって浮気は浮気として諦めている妻もいれば、妻側も腹いせに浮気したのもいます(これが一番多いかも)。

変わり種としては、ご相談者様と同じで夫の浮気LINEを見つけたのて詰め寄ったら開き直られて、キィィィーーー!となってる妻を見て、なんなら喜んでいる夫もいます。妻が嫉妬しているのが嬉しかったらしいですが、なんだよそのプレイは。心配して損したよ。

 

というように、どの夫婦がいいとか悪いとか、他人からはわかりませんし、言えません。

100組夫婦があれば、100通りの夫婦関係があります。

さらにいうと、妻側のハナシしか聞かないことがほとんどですけど、夫には夫側のストーリーがあるわけで、夫婦は100:0でどちらかだけが悪いってことはないんじゃないか、と。

ロンモチ不倫する夫が悪いんですけどもね。それはそうなんですけどもね。

 

でも浮気だけで(だけといったらアレですけども)離婚した友人はいませんねぇ。

浮気発覚はあくまで離婚のトリガーで、それまでのアレコレが積み重なって、浮気がきっかけで我慢できなくなって別れる、というね。

たいていはDVやハラスメント、お金、お酒、ギャンブルと浮気のコンボで離婚、というパターンですね。

浮気だけなら、お灸をすえてそのまま夫婦関係は続行しているか、見て見ぬフリをして夫婦関係続行するか、ぎゃんぎゃん騒ぎまくってずっと恨み節を言いながら夫婦関係続行するか。

でも一番人生楽しくなさそうなのは最後のパターンですけどねー。

まぁ当事者じゃないワタクシはあくまで第三者として見ているだけなので、当の夫婦の本当の心中はわかりませんけども。

 

旦那にどう切り出して、どうするのかは、ご相談者様が自分で結婚を決めたように自分で決めるしかありません。

旦那の性格や傾向によって対策は変わってくるでしょうし、対策したところでいざとなったら旦那がどう出るかなんてわかりませんからねぇ。

リアルな友人の浮気問題でさえ「夫婦喧嘩は犬も食わないしな」と思っているドライなワタクシなので、ましてやお会いしたこともないご相談者様になんのアドバイスができましょうや。

 

さらにいうと、ワタクシはオトコの浮気なんて食欲と同じくらい当たり前にあるもの、くらいに思ってるんですよ。

これだけ世の中浮気や不倫で叩かれているのに、そしてどんなに収入があろうとなかろうと、地位や名誉があろうとなかろうと、絶対になくならないじゃないすか。

今後もなくならないし、再婚しても次の旦那が浮気しないという保証もないです。

 

離婚は大変です。

特に小さい子供を抱えての離婚は、ご相談者様の想像以上に大変だと思います。

年収1000万円以上稼いでいるシングルマザーの友人がいますけど、経済的には困窮してなくても、メンタル面や物理面でものすごく大変そうです。

別れた夫からなかなかな額の養育費をもらっているシングルマザーの友人も、やっぱり見ていて大変そうです。

夫の借金発覚で離婚した友人にいたっては、慰謝料も養育費ももらえず、仕事を掛け持ちしてなんとか暮らしています。

それよりもクソ旦那がいるストレスのほうが大きいからみんな離婚しているので、まぁ結婚を続行するよりはマシなのかもしれませんが、コレも当事者じゃないので何とも言えないです。

簡単に離婚という結論は出さないほうがいいと思いますよ。

 

とはいえ、全てを水に流してやり直せ、というのも無責任なので、あとはご相談者様がご自身で納得いく方法を見つけるか折り合いをつけるしかありません。

本当は自分はどうしたいのか、子供とどんな生活をおくり、どんな未来にしたいのか。

 

ワタクシの友人の母親のハナシなんですけども、昔オンナ遊びがひどかった夫にずいぶん泣かされたらしいのですが、80を過ぎて認知症が始まって、口にするのは夫への恨みつらみのみ、なんだそうです。

そして脳溢血で半身不随になった夫に、殴る蹴るの暴行&暴言を吐いているそうです。

老い先短い人生を夫への恨みつらみだけを募らせて生きていくって、ぞっとしませんか。オンナとして一番不幸な人生なんじゃないか、と思います。

介護で苦労しているその友人には申し訳ないのですが、ワタクシは絶対にそんな人生を最後をおくりたくありません。

できれば夫や家族に感謝しながら、笑って人生を終えたいです。

そのためには、どんな風に生きて行けばいいのか。

どんな選択をすればいいのか。

君たちはどう生きるか。(←)

 

こんないい加減なことしかぶっこかない見ず知らずのシロウトやさぐれかあちゃんに相談するんじゃなくて、もっと身近の信頼できる友人やプロの意見も聞いてみるのもいいと思いますよ。

プロもひとりだけじゃなく、複数の意見を聞いてみてください(友人は5人くらい弁護士ホッピングしてました)。

きっと全員意見が違うと思います(弁護士でも全然言うことが違ったらしい)。

プロでも意見が違うくらいですから、100組いれば100通りの夫婦関係があって、それを決めるのは自分自身です。

 

あとねー、こんなこというとアレですけども、ワタクシのまわりでぎゃーぎゃー騒いでる人ほど離婚してません。

実家に帰るだなんだ騒いでたら、3人目できちゃった☆とか言ってくるのもいたり。してんじゃねーか、みたいな。

探偵つけた、慰謝料請求する、離婚する、みたいに騒いだかと思ったら、サクッと自分も浮気して、浮気の楽しさがわかったわ、とか言う友人もいます。

 

リアルに離婚した友人は、全部「あ、離婚したから」と事後報告なことがほとんどです。

きっと悩んだり迷ったり騒いだりする余裕もなく、離婚一択なくらいに追い込まれるから、なんでしょう。

離婚するかしないか、と悩んでいる時点でまだマシというかなんというか。ぎゃーぎゃー騒げているうちはまだいい、というか。

マジで離婚となると、どうやって離婚するか、どうしたら自分に有利に離婚できるか、ということで悩むようになりますからねぇ。

 

 

・・・ということで、離婚したこともなければ、浮気で悩んだこともない(でも夫が浮気したことがない、とは思ってませんけども)こんなワタクシに相談したとて、なんの参考にも解決にもならないコトしかぶっこけませんです。すまそん。

 

でも1000年前の平安時代も21世紀の令和の世も、妻が抱える悩みは同じなんだなぁ、と思うと、人間って進歩がないイキモノなんですねぇ。。。

 

↓田辺聖子先生の蜻蛉日記解読本。読みやすいです。

 

余談ですが、旦那のことが大嫌いなママ友は、結婚を賃貸物件のような更新制にして、3年ごとにお互いの同意がない場合は婚姻関係を更新せずに白紙にする、という制度ができないか真剣に妄想しているそうです。

更新してほしければお互いに歩み寄ったり優しくするしかないわけで、なるほど、それはいい案かも。