緊急帝王切開から始まった私の産後事情 | うおえかおり 子連れ 産後ケア・バランスボール 岐阜,一宮アイビル、岐南町,岩倉市

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産後ケア~バランスボールヨガで産後のココロとカラダをリセット!!


一般社団法人体力メンテナンス協会認定
産後ケア・バランスボールインストラクター
体力指導士のうおえかおりです。

息子がもうすぐ2歳。
出産してもう2年かぁ。なんて
ふと、自分の産後を振り返ってたら

私が産後をこじらせた原点って
出産の時なのかもって気付いた。


私は今、インストラクターとして
産後ケアを広げるべく活動をしてる。

でも、私もクラスに来てくださる
皆さんと同じ、一人の母親であること。

産後は今思えば産後うつだったのかな、
と思うほど酷かった時もあった。

インストラクターとしての部分だけじゃなく、
一児の母としての部分も
少しお話しさせてください。

お付き合い頂ければ幸いです。


▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ 



私は約2年前、息子を出産しました。


初めての妊娠、出産。

妊娠中はだんだん大きくなっていく
お腹が愛しくてたまらなかったな。

出産予定日に近づくにつれて
自分の子に会える楽しみな気持ちと
出産に対する不安な気持ちが
ごちゃまぜに押し寄せた。

そして
予定日2週間前。

産道が狭いから、なるべく早く
生まないと。

あんまり遅くなると
帝王切開になるかも。

と先生。

そう言われたときはもうショックで。

え!そんな!
ここまで来てなんで・・・・・。

経過はありがたいことにずっと順調だったし、
当たり前のように自然分娩で産めると
思ってた。


息子はのんびり屋さんで、
結局39週になっても
全然生まれる気配なし。

でも先生もなるべく
自然分娩で生ませてあげたいとの想いから

陣痛促進剤を使うことに。

その前に赤ちゃんの心拍を測りましょう、
と計測し始めたら・・・・・

息子の心拍数は80くらいまで落ちていました。

通常新生児の心拍は約130~150くらい。

半分近くに低下していた為
結局緊急帝王切開となりました。

それはもうバタバタで。

なんの心構えもなく、
されるがままに手術台へ。

あの時のひんやりした手術台の冷たさは
今でもよく覚えてる。

素っ裸で
はりつけにされたような感覚。



あの惨めさ。



看護師さん、助産師さんたちの
慌ただしい雰囲気。

何が起こってるの。
息子は大丈夫なの?

なんで、
やっとあと少しで会える、
ここまで来てこんなことに・・・・・

お願いだから無事生まれてきて!

手術への恐怖感なんかより
息子のことで頭いっぱいだったな。

息子の産声を聞いたとき
本当にほっとした。


息子を顔の横まで
連れてきてもらって

息子の頭の温かさを頬で感じたとき。

涙が勝手に溢れでた。

あー生きてる。

そう思った。

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これがその時の写真。

麻酔のせいなのか
顔もむくんで、
目もしっかり開けられなかった。

やっと会えた我が子を
抱きしめたかったのに
それも叶わず。

すぐに全身麻酔に切り替わり、
目が覚めたときは
部屋へ運ばれるところでした。



これがわたしの出産。

思い描いていた出産とは
とおく、遠くかけ離れてしまった。

旦那さんの立会いのもとでのお産。
カンガルーケア。
出産直後の初めての家族3人の写真。

どれも叶えられなかった。

だけど。

息子が無事生まれてきてくれた。

それだけでもう充分だと思った。

でもね。
今でもある想い。

できることなら、
自然分娩で産みたかった。

きっとこれは
帝王切開で出産された多くの方が
感じることなんじゃないかな。

帝王切開になったから
そういう気持ちも知れた。


今ではそう感じます。


つづく。