親孝行ってなんだろう | うおえかおり 子連れ 産後ケア・バランスボール 岐阜,一宮アイビル、岐南町,岩倉市

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産後ケア~バランスボールヨガで産後のココロとカラダをリセット!!

今朝テレビで
パラパラ漫画で有名な鉄拳さんの
新作パラパラ漫画が取り上げられていて。

〝父は愛の人〟というもの。


なんとも、
自分の中にずっとあった後悔というものが
スッと軽くなったような気がして

朝からテレビの前で
大号泣してしまいました。笑


末期ガンだった母を
最期の1ヶ月半ほど
一人暮らししていた私のアパートで
介護した経験があって。

その1ヶ月半の記憶は
今でも昨日のことのように鮮明です。

もう7年経ったのにね。


夜中も何度も目が覚めて
その度に母はトイレへ行きたがった。

もう歩くこともままならなかったから
母を抱えてトイレからベッドまで
往復。

用を足したあと、自分で
トイレットペーパーで拭き取れないほど
体力は落ちました。

元々運動神経も良く、
スポーツはなんでもこなす母だっただけに

段々と自分で出来ることが
少なくなっていくのを
見ているのは辛いものがありました。


一番辛かったのは
オムツをつけなくてはいけなくなった時。


どんなに辛くても
いつも気丈に振る舞い、
強い母が。

オムツをつけなくてはいけないなんて。


でも誰よりも母本人が
一番悔しくて辛かったのは
間違いない。


泣けて泣けて、
痛みをただ和らげることしか
もうできないその現実に
ただ悔しくて、

神様なんて絶対いないじゃんと
その時思ったなぁ。


なんでうちのママを連れて行くんだよと。


そして母は介護をする私に
いつも
「ごめんね、ごめんね」といってた。

それがこの鉄拳さんの
パラパラ漫画を見て蘇ってきて。

今回の作品は
ある手紙をもとに作成されたそうですが
テレビではその手紙の本文が
パラパラ漫画とともにナレーションされていて


父にごめんね、と言われて嬉しかった。
だってやっと親孝行が出来たんだから。

と。


あぁ、そうか。
私もほんの少しでも
最期に親孝行ができたのかな。

そんな風に思えたんです。


昔こんなことを教えてくれた方がいました。


還暦とは
暦が還ると書く。

つまり人は還暦を迎えたら
そこからはまた生まれた時の状態へと
還る準備をしていくのだと。


だから年齢を重ねるにつれて
出来ないことが増えていくのではない。

また生まれた時に還っていくだけなのだと。


オムツが必要になる時がきても
言葉が出てこなくなる時がきても
歩けなくなる時がきても
誰だかわからくなるときがきても。


その言葉にも
私は随分と救われました。


私は母を亡くした。
最初は受け入れられなかったけど

それが
私に色んなことを教えてくれる。

今はそれをも糧にして。


今日も健康に過ごせることに
感謝して生きています(^^)

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