こんにちは。

やまもとみずき です。

 

夫の不倫で傷ついた私を癒すのは

傷つけた夫のすべきことだと思い、

毎日毎日、夫に要求していました。

 

私がこんな状態になってしまったのは

すべてあなたのせい。


あなたが不倫なんてしたから。

 


連日のように朝まで責めて責めて責めて責めて…

でも、当時の私はどうして欲しかったのか?

 

「ごめんね、みずき。俺のせいでこんな思いをさせて。」


「一生許されなくても構わない。それだけのことをしたんだから」


「あんなことしてしまったけれど、みずきの大切さにやっと気づいた」


 

心底反省して、そんなふうに優しく言って、

ちゃんと抱きしめてほしかった。


ずっとずっと、大切そうに抱きしめてほしかった。

 

そんなことを心の底で思っているくせに

出てくる言葉は、夫への否定、怒り、

そして女のダメなところ。

 

きちんと自分の思いをまっすぐに伝えないから

夫はどうするべきか、どうして欲しいのか?なんて聞くことすらなく、

とる態度は私の希望とはかけ離れた、まったく的外れなもの。


余計に腹が立つばかり…

 


加害者の夫は、被害者の私に、何らかの償いをするべきで、

それは私が納得するまで一生続くこともあるもの。

 

そんなふうに思って責め続ける毎日だったけれど

何かいつも欠乏感を抱いていました。

 


どうしてなんだろう…

 


答えは私が夫を責めることに疲れて、

責める頻度がだいぶ減った時よりも

ずーーっと後になってわかりました。

 

 

私は自分で自分を癒そうとしていなかった。


自分という人間や、その心をないがしろにして

埋められない部分を夫に要求していた。


夫だって渇望していたからこそ、

不倫に走っていたのだから、

私に分け与える分なんて、持ち合わせていない。


 

そうか、自分に目を向けるだけで

自分の60兆の細胞が喜んでいるのがわかる。


風邪を引いた同僚に「大丈夫?お大事にね」って

声をかけるように、自分に声をかけてみる。

 


そうすると、自分の身体のつらいところが見える。


自分がどうして欲しいのか?


自分なら見えるし、どうして欲しいのかわかる。

 



抱きしめてほしいんだよね、よく頑張ってるって。


目を閉じて心があると思うところに手を当てて

ぎゅって抱きしめてあげる。


 

そうすると、心が喜んでいるのがわかる。


抱きしめたところが、温かくなるのがわかる。

 


なんだ、こんなことだったのか。


自分で癒すしかないのに、夫に無理やり癒せ!と強いて。


癒されるわけなんてなかったんだ。

 

 

 

 

今、過去の私のように、ご主人に無理難題を要求して

でも満たされない方がいらっしゃったら

ダマされたと思って、自分をぎゅって抱きしめてあげてください。

 

きっと温かいものに満たされていくはずですよ。


そこから自分の再生が始まっていくんだと思います。