星読み阿闍梨 満月斎のネット講座です。
本日のお題は歳差運動による星座の「ずれ」ついて。

西洋占星術においては、太陽が通る道(これを黄道という)の上に夜空に輝く星をつなげて星座を作り、それを基に12の星座がありますが、現在では実際の星座の場所と西洋占星術の星座の位置がずれています。



この理由は、地球がゆっくりと回る自転軸が少しずつ動くためです。

この動きを「歳差運動」といいます。

地球の自転軸が動くと、星座が見える位置も変わってきます。

占星術が始まった数千年前には、星座の位置と占星術の星座が合っていました。

でも、地球の軸がゆっくりと動いているため(72年に1度)、今ではその位置が大幅にずれてしまいました(具体的には23度50分)。

西洋占星術では、このずれを考慮せず、古い位置を基にしています。

だから、西洋占星術の星座と実際の星座の位置が違うんです。

ちなみにインド占星術では現在も実際の星座の位置にあわせて計算されています。

つづく。

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