マラティアの田舎の家の朝。
杏の収穫のために建てた家で
周りはひたすら杏畑。
他には何もないけど
自然の豊かは素晴らしい!


朝の準備が出来たら

父が迎えに来てくれ実家へ。


実家で朝食を頂く。




朝から肉やら揚げ物やら。


朝食後は

日本からの友人も来ているのだから

近隣の観光へ…


行こうとしたのだけど


キャラバンサライ

ウルジャーミー

歴史資料館


全て地震の影響により

閉鎖中。


結局近隣で

観光できる場所は

1つもありませんでした。


残念ながら

これが今のマラティアの現状。

(ちなみに行こうとした場所は

全てバッタルガージ内の話ですが)


結局

モスクのチラ見

(モスクも田舎なので男性しか

おらず入りづらい)

と買い物くらいしか

この日は出来ませんでした。



その中で寄ったロクムの店。



この生ロクムが今の流行りらしいけど

あの四角いロクムより

柔らかくて美味しかった!

次回は

お土産用にも箱入りより

この生ロクムを買いたい!



そして本日の夕食は

こちらのラフマージュン

(ひき肉ピザ)と

ヤプラックサルマ

(米のブドウの葉巻き)


私はヤプラックサルマが大好き!



その日の夕方、

ちょっと買い物に

近くのA101というコンビニに

出掛けていた時の話。


買い物していたその時

突如地震が発生!

私としては

「あっちょっと…いや、まぁまぁ

揺れてるかな」

と感じるくらいの揺れでした。


しかし、周囲の反応は

そんなもんではなかった!


大急ぎで店内から外へ全員逃げ出した!

外へ出ると

隣の床屋💈さんのお客さんも

かっぽう着を着たまま外へ

出ていた。


その格好が滑稽過ぎて

地震が収まった後

ちょっと笑えるくらいの

ゆとりがあったけど


やっぱりみんな怖いのか

なかなか中に戻らない。


店内に戻り

レジの店員さんに

「日本では外に出るより

机の下などに頭を隠すよ」

と話すと

「日本は建物が丈夫だから

そう出来るのよ。

私たちは残念ながら

これらの建物を信用出来ないの」

と。


確かに、あのように

崩れてしまう建物を

あちらこちらで

目の当たりにしてしまっては

無理もない。


その日は暗くなっても

建物の中に戻らず

外で過ごす人が

多かったそう。


あとでニュースで見ると

震源が、マラティア内で

M5.3だったそう。


私の体感としては震度3

くらいだったと思うけど

震源に近い場所は4〜

あった可能性はあるかと。

だけど、建物が壊れたという

話はなかった。


ただ、マラティアではその地震で

22人もの人がベランダなど

高い建物から飛び降りて

怪我をしたと報道していた。


そしてその日

このマンションで暮らしている

従兄弟家族も

めちゃくちゃ揺れて怖かったからと

実家にやってきた。



なかなか

地震のトラウマから抜け出せない

被災地の人々。


専門家によると

この余震はまだあと3年

続くと言われている。


この地の人々が

安心して暮らせる日は

かなり遠い。


近所のお友達は

大学進学のための

大学選びをしていて

最初は

「地震の心配をしたくないから

マラティアから出たい!」

と言っていたが


最終的には

彼女の言っていた言葉とは裏腹に

マラティアの大学を選んでいた。


彼女の最終決断はむしろ

「地震で家族が大変な中、

家族を置いていけない」

という事でした。



いろいろ考えさせられる

マラティアでの日々もあと2日。


その日

家に帰ったら

断水してました。


理由は

溜めてる水が空っぽだったから。




地下水を汲み上げ

水を溜めた後に水復活!


無事にシャワーも出ました。



追記


このブログを書きながらも

モロッコでの地震が

気になって

ネットニュースを見ながら

心を痛めています。


世界中いつどこで

地震が起こるか分からないと

実感しています。


普通の生活が一瞬で

奪われてしまう地震。


犠牲者のご冥福と

これ以上の被害が出ない事を

祈っています。