永遠の別れ | 緑川 マリナのブログ

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小さい頃からお世話になっていたスイミングの恩師が、旅立ちました。

なんだか想いが溢れちゃって、長文すみません。


私は2歳から水泳やっていて、全然速くならなかったけど、
高校卒業まで一応選手やってました。


森谷コーチ班に入ったのは、中学生の時。
それまでは知ってる怖いコーチって感じだったけど、
速くない私はハトサブレの缶で殴られたり
(今じゃヤバイよね笑)、
ビート板で連発で殴られたりして、
私の中で更にやべーコーチになっていきました。
 

でも思春期だった私は、泳ぐの遅いくせにコーチに正面からはむかって、
 

プールサイドで泣きながら喧嘩したり、
注意されたことに反抗したり、


帰らされた時も引き上げられるまで最後まで帰るのを拒否して、
コーチの言うこと無視してました。
 

みんなコーチが通ると姿勢を正してビビッてたのに、
今思うと何で私はあんなに歯向かえたのか分かりません。

オリンピック選手、メダリストを育てたコーチなのにですよ。


練習中にいきなり上らされて、
「お前、いつ辞めるんだ。お前の人生がもったいないから、早く辞めた方が良い。」
とか諭されたこともありました。
もちろん、私はほっとけっ!って言ってました笑



こんな感じで、水泳で褒められたことは一度もなかったです。
喧嘩ばっかしてました。
 

でも大学生の時に、いきなりスイミングスクールでバイトしないかって連絡来て、
お前は根性あるからなって言って、
バイトさせてくれました。
一番泳ぐの遅かった私を。


結局ただ自分が休みたいが為に私をバイトさせたんだけど、その時はお互い以前みたいな雰囲気ではなくて、
だいぶまるくなってたなぁなんて思ってました。
 

最近になって、歌を歌い始めてから、
コーチから「歌を聴きたい」と
わざわざ連絡をくれました。


ワンマンライブにも来てくれたり、
一緒に知り合いのライブに行ったり、
 
飛び入りで歌った時も、
「大したもんだ!」
って言って、現役時代には一回も見たことない笑顔で褒めてくれました。


今年の2月に最後に会った時も、
集まった先輩方の前で、
「こいつの歌はすげぇよ!」
ってベタ褒めしてくれました。
 
泳ぐことは一度も褒められたことなかったのに、
歌ではたくさん褒めてくれました。



それが最後の言葉になるなんて。



もっともっと、歌を聴いて欲しかった。
もっともっと、褒められたかった。



すぐ退院するって思ってたのに、
急すぎですよ。
  


沢山の人に愛されていましたね。
沢山の人に、夢や希望を持たせてくれましたね。



もっともっと、一緒に居たかったです。
  


お疲れ様でした。
今はゆっくり休んで、また別の場所へ
泳いで行ってください。



長い間お世話になりました。
ありがとうございました。
また会いましょう!