21歳になりました!とか言っている子は、かわいらしくてよい。
50歳になりました!まして、61歳になったで!などとポストするおじさんはまさかいないと思うが、痛すぎる。
若さの力だ。
本来、若者礼賛はギリシャ的で、日本の伝統ではないような気がする。
江戸時代の髷(まげ)は、全員が、ハゲた老人に髪型を合わせる、という稀有な現象だ。
若者は毎日、前髪の生えるところを剃らなくてはならない。
中高年はそこに髪がないから、楽なのだ。
それはともかく、若衆文化では、平均寿命が40歳だったせいか、盛りは17、8歳で終わりである。
「衆道、19〜20歳」というから短いものだ。
平均寿命を考えると、いまならこれを2倍にすればよいだろう。
すると、衆道は40歳以下ということになるが、そうかも知れない。
江戸時代のフケ専の対象は、きっと30歳とかだろう。