ローリングシャッドのお話 | MARS OFFICIAL BLOG

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ソルトルアー、主にソフトベイトを中心に展開するソルトウォータールアーブランドの公式ブログになります。
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こんにちわ、スタッフKTです。

 

今回はR-32よりも実はロングセラーなローリングシャッドのお話しを少々。。。

 

個人的には、このローリングシャッド(特にMサイズ9はソルトでの使用(ジグヘッドメイン)を前提とするなら(テキサスリグはダメです)、シャッドテール系の終着点では?と思わせるほど完成されたワームです。あらゆるバランスが絶妙で総合点が高い感じです。今までアホほどこの手のワームを作って試しましたが、未だ越えたと思えるモノは作れてません。もちろん市場にも見当たりません。何かに特化すれば話は別ですが。

 

シャッドテールワーム、奥が深すぎです。。。そのへんのお話しはまた別の機会に。

 

で、今回はローリングシャッドだけに焦点を絞ってお話します。

 

 

発売してから15年以上が経つ、超ロングセラーワーム

 

ローリングシャッド

 

一昔前はソルトのシャッドテールワームといえば、系統は違いますがエコギアさんのパワーシャッドやグラスミノーぐらいしか市場にはありませんでした。でも、これらはあくまで喰わせの要素としてテールだけがピロピロ動くタイプになっていて、テールの動きに連動してボディを動かし、魚を寄せるシャッドテールはローリングシャッドが元祖になると思います。あくまで国内モデルとしてですが。。。

 

当時はなかなか受け入れてもらえず、「なんやこの長靴(足)みたいなワーム」と散々と揶揄されてました(笑)元々はシーバス用として開発されましたが、サイズも増えてカラーもバスっぽくなったりと、中途半端な販売戦略だったのもあって、全く浸透しませんでした(私はノータッチです笑)最近は無くなりましたが、某メーカーさんのローリングベイトとよく間違われていました。小売店さんから「ローリングベイトの在庫ありますか?」的な(笑)

 

 

発売当初はオーナーばりさんのカルティバアックスヘッドを合わせて使うのが基本となっていました。写真はメインフックを折った仕様になっていますが。。。手持ちがコレしかなかったんでご勘弁を。ちなみにワタクシが初めてシーバスをオカッパリで単日2ケタ釣ったのもこの組み合わせでした。こんな釣れるのになんで売れへんのやろ?若き頃は思ってましたね~

 

それからテスターさんたちの協力もありまして、徐々に浸透していき、アングラーの皆様に使って頂けるようになりまして、その実力がクチコミで広がり、、特にヒラメなどのフラットフィッシュでの効果が抜群だったこともあり、昨今のヒラメブームの波に乗って現在に至るわけです。最近はヒラメ用ワームとして認知が非常に高いです。品薄ですみません。ほんと、ありがたいことです。釣れるは正義です♪

 

 

そして、現在は

 

Sサイズ、Mサイズ、LZサイズ(写真上から)の3サイズでの展開になります。

Sサイズは78mm、Mサイズは85mm、LZサイズは115mm(テール先端までの長さ)となっています。LZってなんや?となると思いますが、実はLサイズというのがあったのですが、あまりにキテレツで使いにくかったので、モデルチェンジをして、Lの最終形ということでZ表記を付けています。Mサイズがやっぱり人気がありますね。LZサイズは砂の国な一部エリアでは人気が高いです。Sサイズは・・・すみません、現在ほとんど生産していません。

 

カラーは2016年から基本色が12色となっていますが、限定カラーや小売店さんや問屋さんのオリジナルカラーを含めると相当な数がある思います。カラーラインナップは昨年よりもヒラメ用を意識したカラーになっています。

 

 

 

 

セッティングするジグヘッドですが、今はいろいろなソルト用のヘッドが市場にありますので、お好みと工夫で合わせて頂ければと思いますが、まずはMARSの今は製造休止中の幻?のジグヘッド・ストライクヘッドを合わせるとこんな感じになります。ちなみに、決して刺しやすくはありませんので、ピック状のモノで予め穴を空けてからセットするのがオススメです。余談ですが、幻のストライクヘッドは復活に向けて着々と進んでいますので、今しばらくお待ち下さい。

 

どうしても、セッティングが難しいようでしたら、上下逆に刺すのもありです。ただ、アクションが大きくなるのと、レンジが浮きやすくなるので、注意が必要です。それを考慮して使い分けるのもありですが。

 

こちらはエコギアさんの3Dヘッド。比較的入手しやすくオーソドックスなカタチですので無難に使えると思います。

 

使い方はそのまんま投げて巻くだけですが、水深のあるサーフなどではリフト&フォールを組み合わせて使って頂けると効果的です。ちなみに竿でリフトするより、リーリングで浮かせて、ストップで止めて落とす方法でリフト&フォールすると合わせも効くのでより効果的です。

まぁ、さずがにこれだけロングセラーとなってますと、ユーザーの皆様のほうがいろんなテクニックと工夫で釣果を上げているとは思いますが。。。

 

先程も記載しましたが、ヒラメ用ワームとして定着した感のあるローリングシャッドですが、シーバス、特にボートシーバスでの実績はまだまだ高いようでして、トーナメントの上位入賞の話も最近聞きました。オカッパリでも昨今のスレスレフィールドでは、アクションの大きさとサイズ感からなかなか結果が出にくいかもしれませんが、ローカルなエリアでしたらまだだ現役で戦えるかと思います。あと、関西などのエリア限定ですが、タチウオもアホほど釣れます。テールをカットして上下逆にセッティングすればワインド仕様にもなります。また最近ではキジハタなどハタ系のグルーパーゲームにもばっちりはまりますね。個人的によく釣っています。

 

こんな感じで万能シャッドテールなローリングシャッド。しばらくは越えれるシャッドテールに出会えないかもしれませんね。。。