先の日記にも書きました通り
このたび、わたくし、
改名致しまして、
金沢映子から、
金沢映実(エイミ)となりました。
このタイミングでいきなり、なぜ?
しかも、事もあろうに映実だなんて、カワイコぶった、ともするとキラキラネームに準ずるような、こんなバタくさい名前を、なぜ?
この改名を聞いて戸惑う方は、恐らくこれらに起因するであろうと思われますので、
一応、ちゃんと理由と由来があるんだってことを、念のために、ここに記しておこうと思います。
それは、今を去ることかれこれ14〜5年くらい前から、
わたくし、年末になると決まって、無性に芸名を変えたくなりまして、実にいろんな名前を考えてきました。
感銘を受けた物語の登場人物の名前とか、気に入った漢字を含めた名前とか、縁起が良いと感じる言葉とか、
一文字だけ変えてみたり、苗字だけ変えてみたり、下の名前だけ変えてみたり、本名跡形なく変えてみたり、
とにかく毎年ころころ気が変わるので絞りきれず、実際に改名に踏み切ることがなかなか出来ませんでした。
で、時は流れて、昨年の12月。
アトリエ公演出演中のある日、昼夜公演の間の長〜い長〜い休憩時間に、ふと、
「そうだ、名前変えよう」と思い立ちまして、
その時にすぐに浮かんだのが、エイミ。
ギリシア語で、「私は、在る」を表す、エゴ エイミ(英語では、アイ アム)の、be動詞、エイミ。
在る。存在する。
役者にとって、なかなか縁起の良い名前です。
実はこれ、かれこれ十数年前、まだ存命だった母が、星の数ほど挙げた候補の中から、唯一推してくれていた名前だったのです。
あ、やっぱり、これだったんだ。
物事が決まる時というのは、頭の中がやけにシンプルにまとまって、答えがひとつ、ポンと浮かぶものです。
「さすがにカタカナだとお婆さんになったらこっ恥ずかしくなるから、漢字を当てておいたら?」
娘にも必ずやってくる老後にまで思いを馳せてくれた母の老婆心をありがたく採用して、
いよいよこの度、満を持して飛び立ったのです、映子から、映実(エイミ)へ、、、
ざっとまぁ、以上が、このたびの改名の一部始終なのですが、
この14〜5年越しの正直には、おそらく、このコロナ禍の時代背景から受けた影響も少なからずあるのではないかと感じています。
先行きが見えず不安の消えない状況の中で、今のうちに、やれるうちに、やりたかったことを実現しておこう、、、
四の五のと御託を並べてきましたが詰まるところは、これが、この度の改名を決めたきっかけだったのではないかと思われます。
今こそ、前向きになる為に、何でもいいから自分に奉仕してやる時。なりふり構わず。
自分に元気がなければ、人を元気づける事もできませんしね。
皆様もどうか、まず、ご自身を御大切に。
決して無理せず、自分の元気の素を見つけては楽しんで、緩やかな穏やかな新しい年をお過ごしくださいね!!!