『世界はこんなにひどい状況になってしまってる』

というのは、

時に何か行動を起こすときの、大きなエネルギーになり得ますね。





自分自身も実際に、

『大地の沙漠化』

『想像を遥かに超える太平洋の海のごみ』


の状況と向き合ってきて、

それを何とかしたいと思ってやってきて、

でも、その中でひとつ気づいたことがあって。





それは、

『問題を見ると、なぜか問題が大きくなる』

ということです。





今まで気づかなかった、小さな汚れまで、気になるようになるんです。





部屋の掃除なんかをしてると、そう思いますよね?

今までどうでもよかった細かいところまで、

ものすごく気になっちゃう。





こびりついた汚れ、キッチンのサイズ、そもそもの部屋の構造、

そうしてるうちに、

問題が手に負えないものに思え、

『もうこの家はダメなんじゃないか?』

とさえ思えてくる。笑





と思いきや、

日常に戻った数日後。

欲しかったインテリアなんかが部屋にやってきた日には、

『なんて素敵な空間...!!』

と、うっとりする。。







僕はこの、

『問題を見ると、なぜか問題が大きくなる』

という現象を、


昨日の夕暮れ、

海に流れ着いているゴミの数々を眺めながら、

『虫めがね理論』

と名付けました。





一言で説明すると、

『人の意識がフォーカスしたもの、

つまり焦点を当てたものが、拡大される』


という理論です。









『沙漠化を止めなきゃ』と思ってやってたときは、

まだ緑になっていない部分ばかりが目についた。



でも緑が戻って行く大地と、感じる嬉しさを見たとき、



ちいさなキセキたちに気づき、



それをどんどん発見するようになっていた。

(※沙漠が緑に変わったことで帰ってきた昆虫たち)












海の大掃除も、そう。



ゴミというものに焦点を当て続けていると、それは、



マクロレベルでは、日本列島10個分のごみの海流『太平洋ごみベルト』や、



ミクロレベルでは、細かい微粒子の『マイクロプラスチック』

に拡大され、



『これこそ、ほんとにもうダメなんじゃないか』と、

1日に何百回も心折れながら、続けてきて、



でも、ある日の夕暮れに、ふと海の美しさに気がついて。



まるで織物のようでに、幾何学的な波の模様の美しさを見ながら、

『こんなに美しい世界がここに同時にあって、それなのに問題ばかりを見つけるのは違うなぁ』

っておもった。



そこから僕は、海の美しさ、素晴らしさに焦点を当てはじめた。

美しさ、素晴らしさを共有することは、

問題解決とイコールに繋がって行くと僕は思った。










出来事のポジティブな面を見ても(拡大しても)、

一瞬で沙漠が緑になるわけでもないし、

地球の海からゴミが消えるわけでもないけど、

すでにある素晴らしさに焦点を当てることで、

出来事に対する自分の向き合い方が大きく変わります。





すると、

問題視をしていたときには気づけなかった、

アイディアや解決方法など、

新しい視点で物事を見ていけるようになります。






海のことで言えば、

僕はこれは1国では解決できないので、

『世界中のみんなと繋がって、

もっともっと喜びを共有していけるチャンス(機会)』


にしていける、と思いました。





そうやっていろいろな視点から発想していくこと、

それが僕は、

天才物理学者ミスター、アインシュタインの言葉、


『どんな問題も、それが創られたのと同じレベルの意識では、解くことはできない。』

が問うてることのひとつだと思います。










沙漠へ出発まで、あと4日。

そうそう。

これを読むと、今日の内容のイメージがもっと湧くので、すぐ読める内容だから読んでみてね^^


宇宙の子マサ







●宇宙の子マサの活動はこちら

7年前から、全国のみんなと中国・内モンゴル自治区に18万本の植林、

2年前から、沖縄にて『海の大掃除』を開始し、

これまで約19万個(6.4トン)の漂着ゴミを取り除けました。

いつも応援してくださって、ありがとうございます。

『海の大掃除』詳細
http://oceantrash-worldtour.jimdo.com/
(地球の海の現状も世界一簡単にわかります。) 

資金のサポートフォーム&サポート口座
http://goo.gl/mj1zSn