5月上旬に、支援学校の先生と懇談しました。
内容は先月の9日のブログにも書いています。

個別懇談
http://ameblo.jp/masaking129/entry-11245123150.html

これは、保護者と先生での個別支援計画に基づく懇談でしたが、その特別支援教育プランを見て感じた事を書きます。
特別支援計画は表に纏められてA4サイズで5ページに渉りビッシリと書かれており、かなり細かく分類が別れて、その特性をうまく開花させていくような計画が盛り込まれています。

まずは真輝の特性について「特別教育的ニーズ」の中にこのように書かれていました。
『①いろいろなことができる力があるのに、しりごみしたり最後までがんばれなかったりすることがある。②気持ちをうまく伝えられなかったり、思い通りにいかなかったりした時に、泣いたり物をなげたりするなど、感情のコントロールが自分でできない時がある。』

これに対しての療育方法としては下記のように書かれていました。
『従って①どこまでがんばれるか一緒に話をしたりほめたりするなどしてがんばる気持ちを育てていく。②一つ一つ話をしながら、思いを汲み取りつつ興奮しないで解決できるようにしていく。等の支援が必要である。』

的確に的を射ていますね。全くその通りです。

そして「目標」の欄にはこのように書かれていました。
①少しがんばればできることについて目標を持ち、達成感を持つ。
②感情のコントロールが自分でできるようになる。

それに対する「支援内容」として・・・
①わかりやすく、意欲を持てる目標を設定し、できた時にしっかりほめて評価し、がんばる気持ちを育てる。
②気持ちが安定して過ごせるように、日々声をかけ、不安な要素がある時は、前もって話して不安を和らげておく。

親から見ても、非常に的確に真輝の良い部分、そして補う必要がある部分については捕らえていると感じました。

さて先日、毎日親と先生が欠かさずにやりとりしている連絡帳を拝見したところ、先生からあるご提案がありました。
「もう少し真輝君の授業(科目)に国語や算数などを増やしてみてはどうか?」というものです。

さすが真輝の成長を先生はキチンと看てくれています。
これについては妻から「お願いします」という回答をしました。

我が子が通っている支援学校は、個別の支援教育をキチンと考えて、その子の成長や特性に併せて療育(教育)をしてくれます。
また私が考えている事は、軽度知的ハンデを伴う軽度な発達障害の子どもほど、幼少の療育を徹底し、生活の基礎を学んで欲しいという考えがあります。

そこで支援学校をあえて選択して入学させました。
しかし、そこで懸念していた事は学力の低下です。
それを補うために、先日もブログで書いた、本来通うべく通常の学校で使用する教科書を親(又は本人)が希望する場合は、無償貸与できる制度の拡充を訴えていました。

でも、その教科書を支援学校では一切使用するつもりはありません。
支援学校には支援学校のルールがあり、そして先生方は療育の観点からプロの目で我が子の療育を考えてくれています。
私たちからお願いすることもありませんでしたが、その先生方が真輝の今の成長を考えて、勉学の必要性を考えてくれたのであれば、これは親にとってもとても有り難いことです。

使う教材ややり方はすべて先生にお任せするつもりです。
まだ入学して2ヶ月ちょっとですが、支援学校へ入学させた事は本当に正解だったと思ってます。

療育とは『丁寧な子育て』
そして『褒めて伸ばし開花させる』という事を繰り返し行って、様々な方からのアドバイスを頂き、良い特性を伸ばしてやりたいと思います。