この前、ある機会がありまして某所にてプレゼンを行いました。
まだこの件に関しては詳しく書けませんが、内容については、発達障害児・者の通院や治療に関する事です。

外部からは分かりづらい、内部的な障害となる発達障害児・者。中でも歯科治療は切実な問題です。
このブログでも過去に7回ほど我が子の歯科治療について書きました。
そして私のYoutubeでも動画を通して発達障害児の歯科治療については公開しています。
http://www.youtube.com/user/MASAKING129

3件の動画が6ヶ月間で1万2千回も再生されております。
Youtubeやブログでもコメント欄は伏せておりますが、やはり歯科治療については様々なご意見をお伺いしております。
そして交流したご家族の中には「10件の医者に断られて、やっと11件目で治療してもらった。でも結局は療育センター内にある専門の歯科医院だった」というものでした。
しかし、この発達障害児・者を専門に治療ができる病院はかなりの予約待ちであり、3ヶ月先、4ヶ月先という状態にもなっています。
我が子も小児医療センターへ通っていますが、なかなか予約も取れず、通院は1日がかりで行くような感じです。


この歯科治療を始め、医師の中では、同じ医師たちに「発達障害の人たちをよろしくお願いします」として、発達障害者(児)の診療方法について理解と啓発をパンフレットから行っている方々もいます。

発達障害の人たちをよろしくお願いします
http://daigaku.shiraume.ac.jp/topics/file/kenkyu_prj01.pdf

発達障害児・者たちの嫌悪感というものは音・視覚・触覚・そして先の見えない恐怖というもので様々なものが折り重なり恐怖からパニックを起こします。

特に歯の治療や耳の治療というものは、体の中に器具を入れる事で、当事者からは「見えない」「分からない」という恐怖はとても大きく感じます。

これを絵カードなどで、順序説明してパニックを軽減しているケースもありますが、まだ普通の病院では、全身麻酔やネットで固定し治療が行われている事も多いです。

これは特例だと思いますが、以前、発達障害児の女児が治療前に全身麻酔をした時に、そのショックで亡くなってしまったというケースもあります。
このように二次的な行為によって、事故になっているケースもあります。

ただでさえ、定型発達の子どもたちより風邪をひいたり、痙攣発作を起こしたり、行動の不注意でケガをしたり病院に行くケースも多くなります。
その中で、このような子どもたち(大人も含め)、発達障害者への治療方法の確立や、新しい支援の方法が進む事を願っております。