「きょうだい」についての話。今回が最終回です。

そんな様々な視点からネガティブなこと、そして起こりうる様々な問題を想定して、夫婦で話し合いましたが、結果的に産むことを決意した事が前回までの内容でした。

さて、これからは妻のお腹の中に居る子の話題。真輝の対応と変化について。
妻が妊娠したばかりの頃、真輝にはすぐに「ママのお腹に赤ちゃんがいるんだよ」と伝えました。
始めて伝えた時「えっ?」という顔をして、その後はなんか自分の中で色々と考えているような感じでした。
でもそれからは妻のお腹に気を使ったり、今まで妻に体当たりして抱きついてきたのに、妻に対しては乱暴にならなくなりました。

真輝なりにも「きょうだい」という存在を感じ始めているようです。
例えば、お風呂に入っている時も自分で体を洗うと努力を始めたり、自分で自分の事をやろうとし始めていたのです。
また、部屋にオモチャが散乱している時も「小さいオモチャは赤ちゃんが間違って食べちゃうこともあるからキチンと片付けようね」と言うと、今まで散らかっていてもあまり気にしなかったのに、小さいオモチャを片付けるクセも少しずつついてきました。

真輝も「オニイチャンになる」という事は少しずつ意識し始めています。

そして真輝にきょうだいの性別について聞きました。
「まぁ君は、男の子が良い?女の子が良い?」と聞いたところ「女の子が良い」と答えました。
妹が欲しいようです。

確かに真輝はお友達の兄弟で遊んでいる時も、どうも小さい男の子は苦手なようです。
どう接して良いか分からない様で、小さい男の子がカンシャクを起こしたりすると、耳を塞いだりして敬遠します。
でも、女の子(お友達の妹)と遊ぶと手を繋いだり、自分のオモチャを貸してあげたり面倒を見ます。
だから真輝は、きょうだいとしては妹の誕生を望んでいるようです。

家では聴診器を妻のお腹に当てて、赤ちゃんと会話をしようとしたりお腹の中に居る「きょうだい」を意識しています。
マサキング子育て奮闘記 ‐広汎性発達障害の息子を抱える父親の日記‐


さて、ここから話題も変わり、妻の診察に立ち会った話です。
妊娠が分かってから、3週間に一度のペースで産婦人科に通院しています。
ただ私は、仕事や活動など重なって、なかなか産婦人科に一緒に行ける機会がありませんでした。
今月に入り2月20日にやっと婦人科へ妻と一緒に行くことが出来ました。

20日現在で18週目。出産予定日は7月21日とのことでした。
今までエコー写真だけ見ていて実感もでなかったのですが、実際に診察に立ち会うと実感が出てきました。
妻のお腹の中でウニョウニョ動く我が子を見て「可愛いなぁ」って感じてきました。

また子どもの心拍音を聞きました。
「ドンドンドン・・・」という音を聞いたときに「あぁ。生きている。本当に育ってるんだな」って凄い感動しました。
医師の方が言うには、まだ脳がキチンと成長していない段階。体重は180g程度だと言ってました。
それを聞いた時、なんか頭にファミレスのハンバーグが浮かんできて「あれ位の大きさなんだな」って想像しました(笑)

マサキング子育て奮闘記 ‐広汎性発達障害の息子を抱える父親の日記‐

そして医師がエコーを見ていて言いました。
「あれっ?股の間にオチ●チンが無い感じがする。多分女の子かなぁ」と言ってました。
色々な角度からエコーでみたところ、やはりオチ●チンが確認出来なかったようです。

「まだ正確には分からないけど」という前提で、女の子ではということでした。
妻と二人で「まぁ君が喜びそうだね」と会話しました。

今では19週目。
妻のお腹も目立つようになり、今では胎動も感じているようです。
私もたまに妻のお腹を触っていると「ポニョッ」と動くことがあって、それを感じるとお腹の中に居る我が子に対しても愛おしさを感じてきています。

そんな我が家の「きょうだい」出産決意までの出来事でした。