総社市の片岡市長と懇談1 からの続きです。

懇談の1時間前に、総社市役所に着き、真輝と市役所を見学していたところ、偶然にも懇談30分前に、片岡市長と市役所内で会いしました。
そこで私はすぐに「片岡市長、本日16時から懇談をさせて頂く予定の者です」と伝えたところ「あぁ!よくお越しになりました。息子さんですね!可愛いね!」と言って頂きました。
市長は、時間があるといつも市役所内を回って、職員たちに声をかけたり、仕事を確認したりしているようです。
そんな役所内を廻っている姿を確認させて頂き、先に挨拶を済ませてしまいました。


そして約束の時間である16時に、市長秘書室へ。市長秘書がすぐに対応して頂きました。
しかし、真輝は場所もわきまえず、すぐに秘書室に入り、市長室に向かってしまいました。
「おい!まぁ君。まだ行っちゃダメ!。それは触っちゃダメだよ」と何度も注意しました。
でも何度も注意していたときに、ハッ!と気づいたことがありました。
それは「大人社会での礼儀や作法を、今までこのような場を経験したことがない息子に対して、急にダメと言っても何故ダメなのか分からない。この注意をしていることは、私は自分の立場を良くみせようとしているだけで、真輝からみると、遊びに来ているような感覚で仕方無い事だ」と思いました。
その後すぐに手法を変えて「申し訳ありません。息子はこういうところが不慣れで・・・逆にこういう行動が幼少期の発達特性をもった子どもと理解をして頂ければ幸いです」と、伝える相手を息子ら市長秘書に切り替えました。
そうしたところ「良いですよ!元気な息子さんですね!お子さんがお見えになる事は分かっていたので大丈夫です。では早速、市長とお話しされてください」と言われました。
そして再度、片岡市長とお目に掛かりました。


今回、私はひとりのオヤジとして市長に懇談を申し入れたので、市長も多忙だと思い、10分程度、市長と私と息子と3人で話す程度かな?と思っていました。
しかし、総社市長が私をキチンと迎え入れてくれた事はすぐに分かりました。
総社市の福祉関連の職員、そして発達障害の支援を行っている関係者、また障害者雇用の担当者、他に市長秘書、職員など併せて、市長以外に6名の方も同席されて懇談しました。



名刺交換をしたあと、椅子に腰掛けましたが、その時の片岡市長の貫禄は相当のものを感じました。
こちらから訪問して懇談を申し入れたので、市長はこちらからの話を待っている様子でした。
それは当然のことで、懇談を申し入れた方からその趣旨と、訪問した経緯についてお伝えすることが筋です。
私は事前に、片岡市長とお目にかかる時に、ある程度共通する話をしてからその後、本題に進むつもりでいましたので、片岡市長の経歴は調べておき、共通の話題をみつけていました。
それは、片岡市長は以前、故橋本龍太郎氏の第一秘書を務めていました。
2004年に、私は橋本龍太郎氏とある所でお目に掛かり、講演を聞かせて頂いたことがあります。


その話は、フランスのシラク大統領との懇談の時の話でした。
そこで、その話を話題としたところ、丁度そのシラク大統領と、橋本龍太郎氏が懇談した場に、片岡市長も同席されていた事をお聞きしてその話題から、お互いの事を紹介していき、親交を深めていきました。

またさいたま市長と、片岡市長も仲が良いというお話しや、さいたま市での障害者支援についての話。また療育手帳の等級の標記、他に、障害者千人雇用推進委員会のこと、岡山大学での話、片岡市長の経歴や生い立ちについてなど色々と話しました。

その間、真輝は相変わらず市長室内をウロウロ(笑)、あっちをみたりこっちを見たり落ち着かない感じでしたが、市長も職員の皆様もとても温かく真輝を見守って頂き、色々と見せて喜ばせてくれていました。
そしていよいよ本題の「障害者1000人雇用」と総社市の産業文化、そしてこれからの取り組みについて確認していきました。


続きは次回のブログにて・・・。