明けましておめでとうございます。 | 平尾雅子 Masako Hirao のブログ

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します!


お正月はみなさまいかがお過ごしでしたでしょうか?
我が家は新年会が続き、忙しいお正月でした。おせちあり、ラーメンあり、たこ焼きあり・・・もちろん全部自家製です!


さて、1月14日、我が家の近くの横浜市立歴史博物館で、”第35回ウィークエンド・コンサートin田園都市”新春コンサートを行いました。今回は、レギュラーの主人山岡重治、本村睦幸、下山真理子そして私に、息子の清治を加え、3本のリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロで演奏しました。


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一年半、会場探しでブランクがあったこと、そして新人の出場、下山さんの復帰といったことが重なったせいか、会場は殆ど満席になり、華やかな雰囲気になりました。初めての会場となった歴史博物館の講堂は、レクチャーに使われることがほとんどで、コンサートはあまりないようでしたが、残響はあまりないものの、クリアーなよい音で伝わるようなので、今後もしばらくはここでシリーズを続けることができそうです。


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田園バロックシリーズは、清治が幼稚園のときに第一回を開催しました。そのころからずっと手伝って下さるスタッフの牧野博文さんやご来場下さっている常連のお客様から、今回清治が共演して、「歴史を感じます。」と言われ、確かによく続けてきたなぁと思いました。親としては、メンバーの足を引っ張らないか心配することもありましたが、本番ではいいアンサンブルができて内心ほっとしました。下山さんはずっと腱鞘炎で手を痛めてお休みしていらっしゃいましたが、めでたく復帰。これから徐々に演奏の機会を増やしていって欲しいです。


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今回は本村さんと私が無伴奏でプレシャーのかかる曲を演奏しました。アンサンブル曲の間で無伴奏を弾くのは、気持ちの切り替えが難しいもので、精神的にとても緊張します。お客さんにもそれは伝わるようで、数人の方から、通奏低音付きのほうが楽に聴けると言われました。私個人的には反省点はあるけれど、久しぶりにテレマンの無伴奏ソナタを練習して、この曲が以前より好きになりました。でも、弾く場所、場面を考慮することも必要だなと思いました。


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主人の山岡が、一人増えた田園バロックの座長としてきちんと締めてくれたのは、なにか年輪を感じさせるものがありました。ともあれ、何回も危機にみまわれたこのシリーズが、これでまたしばらく続けられそうなのはうれしいことです。


手作りコンサートは、主催者から依頼されて演奏するコンサートとは違って、会場決めからチケット、チラシ作り、宣伝広告まで、自分たちでやらなければならないことが大変多く、続けるのは決してたやすいものではありませんが、「ヨーロッパの都市のように、その地域のお客さんに近くで気軽にちゃんとしたコンサートを」、というコンセプトで始めたこのシリーズ。もちろんお近くの方々ばかりでなく、ひとつのカラーができあがったこのシリーズを楽しみにしていて下さる方々がいらっしゃるかぎり、モチベーションは保てそうです。